秋のお宝「鮭」 藤野嘉子 料理研究家 連載「口福の源」
私が子どもの頃は、鮭といえば塩鮭で、お正月に1尾を購入して母が切り分けていました。近年、漁獲高が減っているという現実もありますが、流通もよくなり、秋は白鮭が出回りおいしい秋の恵みです。ならば、飛び切りみんなが好きそうなご馳走を楽しんでみましょう。
おいしく作るポイントは、ジャガイモはせん切りにした後、水にさらさないこと。これはジャガイモのでんぷんが、加熱されると鮭の水気と共に、しっかりとくっつくからです。そして、焼き始めたら、動かさないで、ゆっくり、カリッと焼くことです。
わが家は、鮭が終わるころにおいしくなるタラの切り身でも作ります。タラの場合は、塩コショウと共にカレー粉を振り、カレー風味にするとまた格別です。

【KyodoWeekly(株式会社共同通信社発行)No.39からの転載】
料理研究家 藤野嘉子 ふじの・よしこ 1957年生まれ。日本テレビ「キユーピー3 分クッキング」、NHK「きょうの料理」に出演。雑誌や講演会などで料理を指導している。著書多数。
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