ノーベル化学賞の技術を活用したCO2回収装置 長瀬産業など3社、日量30キロ規模の実証試験に成功

CO2回収装置イメージ
神戸製鋼所とAtomis(ともに神戸市)、長瀬産業(東京)は、2025年ノーベル化学賞の対象となった多孔性金属錯体(MOF)の技術を活用した二酸化炭素(CO2)回収装置(MOF-PSA)で、日量30キロ規模の実証試験に成功した、と発表した。
Atomisは、ノーベル化学賞を受賞した京都大学高等研究院の北川進・特別教授が科学顧問を務めており、今回の実証試験では吸着材であるMOFの開発を担っている。神戸製鋼はCO2回収装置の開発、長瀬産業はマーケティング・販売・実証フロー構築などのトータルアレンジ、という役割分担となっている。
MOFはCO2を選択的に吸着できるため、既存のCO2回収装置に比べ、前処理工程を大幅に簡略化でき、設備の小型化と省エネルギー化を同時に実現できる。CO2濃度が低い排ガスにも適用できるため、さまざまな工場に実装できる、としている。
回収したCO2は、ドライアイスとしての利活用のほか、資源として国内で循環させることで、経済価値と環境価値の両立を目指す。今後3社は、次のステップとしてトン規模(MTスケール)での実証試験に向け、検討・協議を開始する。
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