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Crystal S. Denlinger医学博士(FACP)がNational Comprehensive Cancer Networkの新CEOに、腫瘍専門非営利団体を率いてきたRobert W. Carlson医学博士は退任

Crystal S. Denlinger医学博士(FACP)がNational Comprehensive Cancer Networkの新CEOに、10年以上にわたり世界的な腫瘍専門非営利団体を率いてきたRobert W. Carlson医学博士は退任

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202308248404-O1-PbSXNo1g

Denlinger博士は現在、NCCN最高科学責任者で、以前は複数のNCCNガイドライン・パネルの委員長やメンバーとして、エビデンスに基づき専門家のコンセンサスが得られているゴールドスタンダードのがん治療推奨の維持を担当してきました。

【プリマスミーティング(米ペンシルベニア州)2023年8月23日PR Newswire=共同通信JBN】主要な学術がんセンターの非営利の連合体であるNational Comprehensive Cancer Network(R)(NCCN(R))(全米総合がん情報ネットワーク)は23日、次期最高経営責任者(CEO)にCrystal S. Denlinger医学博士(米国内科学会上級会員=FACP)が就任すると発表しました。Denlinger博士は現在、NCCNの上級副会長兼最高科学責任者(CSOで、長年CEOを務めてきたRobert W. Carlson医学博士の全米規模の後任探しの結果、この世界的なガイドライン組織のトップへの昇格が決まりました。

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Crystal S. Denlinger, MD, FACP, announced as incoming Chief Executive Officer for the National Comprehensive Cancer Network (NCCN). Learn more at NCCN.org.

Denlinger博士は、NCCNをはじめとする組織で長年にわたりグローバルながん治療にリーダーシップを発揮してきました。2012年にはNCCN若手研究者賞受賞者(Young Investigator Awardee)に選ばれ、2018年にはNCCN腫瘍標準治療ガイドライン(NCCN Guidelines(R))づくりで模範的リーダーシップ、意欲、献身的取り組みを示したとしてNCCN Rodger Winn賞を受賞しています。2021年1月の最高科学責任者就任以前は、(それまでCarlson博士が就いていた)NCCNガイドライン(R)生存のためのパネル(NCCN Guidelines(R)for Survivorship)委員長のほか、骨・食道/胃・原発不明がんパネル、高齢者腫瘍パネル、JNCCN-Journal of National Comprehensive Cancer Network(全米総合がん情報ネットワーク報)編集委員会、多数の抄録・科学的レビュー委員会の委員を務め、NCCNのサハラ以南のアフリカ向けNCCN Harmonized Guidelines(TM)づくりの作業にも参加しました。

NCCN常勤となってからは、組織指導を行い、健康公平性通知表(Health Equity Report Card)の試験プログラムの先頭に立ち、NCCN腫瘍研究プログラム(ORP)を通じた腫瘍研究助成金の円滑支給を監督、世界的ながん医療とがん政策の改善に向けたNCCNの支援活動も推進してきました。Denlinger博士は、NCCN医薬品・バイオ医薬品一覧(NCCN Compendium(R))、NCCN Biomarkers Compendium(R)、およびNCCN化学療法オーダー定型書式(NCCN Templates(R))ライブラリーも監修しています。

Harold C. Simmons Comprehensive Cancer Center at UT Southwesternの医学教授兼がんネットワーク臨床担当副所長で、NCCN理事長でもあるJohn W. Sweetenham医学博士(FRCP、FACP、FASCO)は「Denlinger博士は、この一流腫瘍組織を率いるというCarlson博士の見事で粘り強い業績をさらに発展させるのに最適な人物です」「彼女は、全てのがん患者の転帰・体験の改善に生涯を捧げてきました。Denlinger博士は、NCCNだけでなく腫瘍コミュニティー全体から愛されています。彼女のたゆまぬ努力と卓越した患者治療、新たな研究の推進、パートナーシップづくり、米連邦議会への働きかけは、NCCNが今後何年にもわたり、高品質、高価値、患者中心のがん医療のあり方を世界中で規定し、前進させ続けていくのに役立つでしょう」と話しています。

Denlinger博士はこれまで、消化器腫瘍内科長、早期医薬品開発第1相プログラム副部長、血液・腫瘍科准教授を歴任、現在もNCCN会員施設であるフォックス・チェイスがんセンターの非常勤講師を務めています。

Denlinger博士は、ニュージャージー大学とラトガース・ニュージャージー医科大学の理学士・医学博士課程を修了後、マウントサイナイ・メディカルセンターの内科で研修、フォックス・チェイスがんセンターとテンプル大学病院の血液学・腫瘍学研究員になりました。何百もの臨床研究論文や抄録を執筆し、米国臨床腫瘍学会(ASCO)財団や米国内科学会などの組織から数多くの賞を受賞しています。

Denlinger博士はCEOとして、ペンシルベニア州フィラデルフィア郊外にあるNCCNグローバル本部の150人以上のスタッフを監督することになります。職務には、がん管理における臨床的方向性と方針の基準として認知されており、あらゆる医学分野で利用可能な、最も詳細かつ頻繁に更新されている標準治療ガイドラインである「NCCNガイドライン」のライブラリーの維持も含まれています。グローバルな協力、新たな腫瘍研究、査読付き論文の発表、患者情報、がん政策を推進するプログラムの指揮・監督も行います。

Denlinger博士は「私は小学1年生の時から医者になりたいと思い、高校生からは腫瘍内科医になりたいと思っていました。早期がん、進行がんを問わず、愛する人ががんと向き合っている時に寄り添うというのがどういうことなのか、身をもって体験してきました」「患者を診察し、臨床試験を管理し、エビデンスに基づく国際的な治療基準の更新を手伝う中で、がん治療と転帰の著しい進歩を目の当たりにしてきました。私は、多くの人々のために最も役に立てる場所であれば、どこででも役に立ち続けたいと考えており、だからこそ、NCCNのCEOに就かせていただくのは、とても光栄で興奮しています。このような機会を与えてくれたCarlson博士、そしてNCCN理事会や同僚の方々全員に感謝しています」と話しています。

質が高く、効果的、公平で利用しやすいがん医療を改善し、広めていくという伝統

Carlson博士は、NCCNの舵取り役となって10年が経過した2023年1月、初めて退任の意向を明らかにしました。博士の就任当初、NCCNが維持していたのは58のNCCNガイドライン(R)と11のNCCN患者向けガイドライン(R)でした。Carlson博士の指揮の下、臨床情報プログラムは84のNCCNガイドラインに拡大され、ほぼ全種類のがんの治療、さらにスクリーニング、予防、支持療法について、最新のエビデンスと専門家のコンセンサスが共有されるようになりました。NCCN患者向けガイドラインのライブラリーには、がん患者および介護者が十分な情報を得た上で治療法の選択ができるよう、読みやすい67の書籍が収蔵されています。

NCCNガイドラインの利用率も、過去10年間で大きく伸びています。2012年に440万回だったガイドラインのダウンロード回数は、2022年には1330万回に増えました。これらの無料リソースには170万人以上のさまざまな登録ユーザーがアクセスしていますが、その半数近くは米国外のユーザーです。

Carlson博士は、NCCN会員の数を、就任当初の21のエリート学術がん施設から、2023年4月時点で全米33のエリート学術施設にまで増やしました。NCCNグローバル本部のスタッフの数も、在任中に倍増しました。

Sweetenham博士は「Carlson博士がNCCN CEOのポストにもたらした情熱と専門知識、そして比類なきキャリアを通じて、世界中のがん患者やその愛する人々の生活に多大な変化をもたらしたことに対する感謝の念を、私たちは決して忘れません」「博士は、卓越性への揺るぎないコミットメントと同様の揺るぎないコミットメントを、優しさと思いやりにも向けていました。これは、NCCNガイドラインをリソースレベルの異なる国や地域でも利用しやすくしようと、現地の専門家と提携作業をしている際に特に顕著でした。Carlson博士は、化学療法をより安全に行えるようにする『とにかく捨てよう(Just Bag It)』キャンペーンの旗振り役にもなり、成功させました。がん治療の公平性に向けたNCCNの闘争拡大や、敬意を持ってジェンダーを肯定する文言のNCCNガイドライン全体への盛り込みにも目を配ってきました。国内や世界各地のがん医療政策に関し、NCCNの認知度や影響力が劇的に高まったのも、博士の在任中でした」と話しています。

Carlson博士は「Denlinger博士をNCCNの新CEOとしてお迎えできることをうれしく思います。そして、全てのがん患者がより良い生活を送れるよう、NCCNが長年にわたる数々の成功をさらに積み重ねていってくれるよう期待しています」「長年にわたり、質の高いがん医療へのアクセスを大幅に改善するべく、多くの献身的な同僚、患者、支持者たちと共に仕事ができたのは、この上なく名誉なことです」と述懐しています。

Denlinger博士は、2023年10月9日にNCCN CEOに就任します。

▽National Comprehensive Cancer Networkについて

National Comprehensive Cancer Network(R)(NCCN(R))は、患者ケア、研究、教育に献身的に取り組む主要ながんセンターの非営利の連合体です。NCCNは、患者がより快適に暮らせるよう、がん治療の質、効果、効率、公正、利用のしやすさの向上と普及に専心しています。NCCN腫瘍標準治療ガイドライン(NCCNガイドライン(R))は、がんの治療、予防、支持療法について、エビデンスに基づき専門家のコンセンサスが得られている透明性の高い推奨を提供しています。いずれも、がん管理における臨床的方向性と方針の基準として認知されており、あらゆる医学分野で利用可能な、最も詳細かつ頻繁に更新されている標準治療ガイドラインです。NCCN患者向けガイドライン(R)は、NCCN Foundation(R)(NCCN財団)から支援を受け、患者および介護者への情報提供と支援のため、専門的ながん治療情報を提供しています。NCCNは、腫瘍学における継続教育、国際的な取り組み、政策、研究協力や発表も推進しています。詳細については、NCCN.org をご覧ください。

▽メディア問い合わせ先
Rachel Darwin
267-622-6624
darwin@nccn.org

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Robert W. Carlson, MD, announces his upcoming retirement from the National Comprehensive Cancer Network (NCCN) after more than ten years as Chief Executive Officer. Learn more at NCCN.org.

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Logo – https://mma.prnasia.com/media2/441768/NCCN_Logo.jpg?p=medium600

ソース: National Comprehensive Cancer Network

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