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しょうゆ蔵をデジタルで見学 伝統製法を継承する御用蔵

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 ニッポンの伝統的な調味料、しょうゆ。醸造所の見学は面白いけれど、今や現地まで行かなくてもオンラインで見る方法がある。マーターポート(東京)とキッコーマン食品(東京)が、伝統的製法によるしょうゆ造りを続ける「御用醤油醸造所」をオンラインで見学できるデジタルツインを公開した。杉のおけで発酵・熟成させる仕込室の内部など、通常は立ち入ることのできないエリアも含め、細部まで見て回ることができる。

 御用蔵は、1939年に宮内省(現宮内庁)に納めるしょうゆの専用醸造所として建設され、2011年、キッコーマンの野田工場の敷地内に移築された。仕込み木桶(おけ)、石垣、門などは移築前のものを使用し原型に近い形で再現。伝統的な製法を引き継ぎ、現在も宮内庁に納める「御用蔵醤油」を醸造している。

 現実世界に実在するものを、デジタル空間上でツイン(双子)のように再現し、モニタリングやシミュレーションを可能にしたデジタルツイン。御用蔵の外観から仕込室の内部まで、実際に見学しているようにスムーズに動き回ることができ、朱塗りで統一された重厚なたたずまいの蔵の内装や、発酵途中の諸味(もろみ)の様子まで、興味のあるところをズームアップして詳しく見ることができる。

御用蔵 仕込室のデジタルツイン
御用蔵 屋内外のデジタルツイン

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