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地上波テレビを愛するがゆえに見る目が厳しい世代は? 2023年の「テレビに関する調査」で浮き彫りに

 最近、地上波のテレビ見てますか? マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティング(東京)は、「テレビに関する調査(2023年)」を実施。若者のテレビ離れが進む中、最近の地上波がどのように見られているかを調べた。調査対象は全国47都道府県の、20~69歳の男女(有効回答数1100)。調査期間は12月8~10日。

 まず、「最近の地上波のテレビ番組に感じること」を選んでもらうと、目立ったのは60代のネガティブな意見。「面白くない、見るに値しない」(39.5%)、「似たような番組」(33.2%)、「同じような芸能人ばかり」(29.5%)、「同じような話題」(25.9%)という番組のマンネリ化に対する意見が他の年代より多い一方、「毎回楽しみにしている番組がある」(35%)も多く、テレビに期待している様子がうかがえる。20代は「動画配信サービスの方が面白い」(21.8%)、30代は「見逃し配信の充実」(25.9%)、40代は「コンプライアンスが厳しくなり面白くなくなった」(27.7%)の割合が高めで、地上波を冷静に見ているようだ。

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 どういう機器でテレビを見ているかの質問には、「チューナー付きのテレビ(通常のテレビ)」がどの世代でも圧倒的に多いが、年代が若くなるほど「スマートフォン」での視聴や「地上波のテレビ番組は見ない」割合が増え、特に20代はいずれも2割を超えている。

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 視聴方法では、全世代を合計した数字で、「録画機器で録画しておいたものを見る」(36.7%)と「リアルタイムで放送されているものを見る」(35.8%)がほぼ同数に。やや離れて「TVerで後から見る」(14.6%)が続いた。どのようにテレビを見るかでは、「スマホやPCをいじりながら見る」(37.6%)が最も多く、次いで「家事をしながら見る」(21.6%)という結果に。「テレビ番組だけに集中して見る」は14.1%しかいなかった。

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 大みそかの夜に見たい地上波の番組を聞くと、最も多かったのは「紅白歌合戦」(27.7%)。以下、「孤独のグルメ」(16.0%)、「CDTV ライブ!ライブ!」(13.4%)、「エンタの神様」(10.5%)、「ゆく年くる年」(9.3%)と続いた。

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 2023年に見た番組の中で特に好きな番組(自由回答)として挙げられたトップ3は、「VIVANT」(46件)、「水曜日のダウンタウン」(25件)、「どうする家康」(21件)だった。

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