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この夏は熱中症と節電のせめぎ合い? 猛暑の脅威に工夫さまざま

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 熱中症になる人が増えている。年々暑さが厳しくなっていると感じつつも、今年は特に電気代の値上げが気になってエアコン使いに工夫をこらさねばという切羽詰まった思いもある。オレンジページ(東京)が、くらしにまつわる話題などを読者にアンケートでリサーチする「ほぼ1000人にききました」では、エアコンの設定温度を上げるなど節電に努力したり、熱中症になってはかえってお金がかかると我慢せずに冷房を使ったりと、ギリギリのところで悩みつつ生活している様子が浮き彫りになった。

 国内在住の20歳以上の女性998人の回答結果。「年々暑さが厳しくなっている」と感じる人は90%、熱中症の経験者はなんと35.2%にのぼる。夏バテや夏場に体の不調を感じる人も75.3%と多い。

 2021年4月に全国運用を開始した「熱中症警戒アラート」の認知度は92.3%と高いが、「意識している」人は半数以下。発表を受けて「水分をまめにとるようにした」「外出を控えた」など行動に生かしている人がいる一方、「アラートが出ても、どう行動していいかわからない」という人も多い。

 注目のエアコンの使い方だが、「節電のために設定温度を上げたり使用時間を減らす」が38.3%。電気料金の値上げだけでなく、地球温暖化対策としても微力ながら節電したい、使いすぎて電力供給が止まったらさらにつらい時間を過ごさなくてはならなそうだからなど、地球環境や電力不足を懸念する声も挙がった。

 一方、「電気代を気にしてエアコンを控えていたが、病気になったほうがお金がかかるので我慢しないでエアコンをかける」「寝る時もエアコンをつけ、良質な睡眠を確保する」など、熱中症予防に重点を置く人も。体調管理と節電のせめぎあい。梅雨が明けてこれからが夏本番。とにかく体調管理には気をつけて過ごそう。

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