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「さぁ、夢の世界へ旅立とう」 西オーストラリア州の観光新キャンペーン展開

西オーストラリア州パース市内にあるウォールアート

 

 オーストラリア最大の州である西オーストラリア州(州都パース)の政府観光局はこのほど東京都内でイベントを開き、新キャンペーン「WALKING ON A DREAM(さぁ、夢の世界へ旅立とう」を日本国内で展開する、と発表した。

 新型コロナウイルス禍が世界的に落ち着きを見せる中、全日空が10月29日から、成田-パース直行便(週3往復)を再開すると公表したタイミングに合わせ、同州が持つ雄大な自然や豊かな食、ワインなど魅力的な観光素材を紹介することで、日本からの旅行客増につなげる狙いだ。

 イベントでは、キャンペーンムービーが放映され、先住民アボリジナルのルーツを持つパフォーマーたちが、「パース」、ワイン産地で知られる「マーガレットリバー」、多様な海洋生物が生息する世界遺産「ニンガルーリーフ」といった、観光おすすめスポットを軽快な音楽とともに紹介した。

 今回のキャンペーンについては、人、動物、植物、土地といった自然界のあらゆるものがつながり合うという先住民アボリジナルの文化からインスピレーションを得ているという。

あいさつする吉澤日本局長

 同州政府観光局の吉澤英樹日本局長は「10月29日からパース直行便が就航されることを好機ととらえ、最高の季節を迎える春から夏のシーズンを、一人でも多くのみなさまに楽しんでいただき、情報発信を積極的に取り組んでいきたい」と意気込みを語った。

 西オーストラリア州は、人口約280万人で、オーストラリアの約3分の1の面積を占める。州都はパース。パースを含む州の南部は温暖な地中海気候。時差は日本時間よりマイナス1時間。南半球に位置しているため、季節は日本と逆になる。パースに在住している日本人は約8500人。

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