太陽の塔で有名な芸術家、岡本太郎氏。東京にある岡本太郎記念館の開館25周年を記念して、7月13日～11月26日まで、企画展「令和の蔵出し」が開催される。未公開・秘蔵作品が一挙に公開される。

　岡本氏は生前、完成作のほぼ全量に相当する1800点を川崎市に寄贈、これを基盤に設立したのが川崎市岡本太郎美術館。一方、主として未完成作品やマルチプルなどを所蔵しているのが岡本太郎記念館。まだ公開していない作品もあり、中には50年代初頭の油彩や未発表彫刻の原型など貴重な作品も含まれている。

　今回の企画展では、初期の代表作に比肩する油彩、かつて見たことのない形の造形、モニュメント拡大用の原型、幅5.5mにおよぶじゅうたんなど、秘蔵作品の数々をじっくり鑑賞できる。開館時間は10時～18時（入館は17時30分まで）、火曜日休館。入場料は一般650円、小学生300円。