緑の中に身を置くと、それだけで癒やされる。身近にコケを置いて鑑賞したり、テラリウムで育てたりする人も少なくない。星野リゾート奥入瀬渓流ホテル（星野リゾート・長野県軽井沢町）では、2023年6月24日〜2024年6月19日の期間、朝から晩までコケ三昧の宿泊プラン「おいらせ苔（コケ）旅」を企画している。

　十和田八幡平国立公園内を流れる奥入瀬渓流は、国の特別名勝、天然記念物、国立公園の特別保護地区に指定され、日本で約1800種類あるコケのうち約300種類以上が生息しているという。“コケの聖地”として知られ、2013年には「日本の貴重なコケの森」に選定された。今回の宿泊プランでは、苔（コケ）スイートルームが新登場。リビングルームの壁や床下に設えた本物のコケを使用したインテリアが特徴で、どこを見てもコケづくしの空間が広がる。

　また、渓流コンシェルジュとともに、通常30分ほどで歩ける奥入瀬渓流の中流域約1キロのコースを、約2時間かけてコケを観察しながら歩いたり、こけ玉作り体験などのアクティビティもある。