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奈良クラブ(11年連続11回目)

 J3昇格を目指す奈良クラブが天理大学を破って出場権を獲得した。

 5年連続で同じ顔合わせとなった奈良県予選決勝は奈良クラブが主導権を握り4―0で圧勝。リーグ戦で出番のなかった選手たちが次々と得点を奪い、天理大学につけ入る隙を与えなかった。2ゴールの活躍を見せたFW大津耀誠は「県代表として上を目指し、出場したら勝利を呼び込めるように得点したい」と意欲をかきたてる。  

 今季のチームは守備がより整備され、1点を守り切る安定感が備わった。2年目のDF加藤徹也、MF山本宗太朗らが落ち着いたプレーでチームを引っ張り、新人のDF宇都木峻が多彩なパスで攻撃の起点となり新風を吹き込んだ。

 チーム内競争が激しくなったが、若いタレントと経験豊富なベテランが刺激し合い攻守に一体感が高まっている。杉山弘一監督は「リーグ戦に限らず天皇杯でも自分たちの持っているものを毎試合全力で出していきたい」と静かに闘志を燃やしている。

 

(奈良新聞)

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