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アルテ高崎(4年連続10度目)

アルテ高崎

第16回群馬県協会長杯では、県3部リーグ所属ながら準決勝で関東1部のtonan前橋を破って勢いに乗るザスパ草津U-23を6-0で退け、4 年連続10度目の出場を手にした。2000年に群馬FCホリコシとして発足。04年にJFL昇格を果たし、同年の天皇杯4回戦でJ1柏を下す快挙を達成し た。06年から本拠地・高崎市の名称を入れたアルテ高崎に名称変更。昨年は7勝8分け19敗(勝ち点29)の17位に終わり、三洋電機洲本(兵庫)との入 れ替え戦でJFL残留を決める苦しいシーズンとなった。就任3年目を迎え、今季を指導の集大成としたい後藤義一監督だが、ここまで2勝6分け10敗(勝ち 点12)の16位となかなか結果を残せずにいる。
運動量豊富な石沢やキックの得意な山藤ら、MF陣からの細かいパスワークで攻撃のリズムをつくる。FW陣はスピードと得点感覚を合わせ持つ松尾を軸に、 身長190㌢と高さのある土井、ゴール前でのテクニックが光る伊藤らタイプの違う選手がそろう。今季は敵陣内まで攻め込みながら、フィニッシュでのミスや 判断の甘さから得点を奪えないケースが目立っており、決定力不足が大きな課題になっている。
守備では、冷静な状況判断が光る主将のDF増田が、空中戦に強いDF小林亮とともに最終ラインを統率する。GK岩舘は昨年29試合出場と経験を積み、今季は本来の持ち味でもある状況判断がさえ、安定感も増してきた。
昨年の天皇杯は2回戦で2年連続でJ1鹿島と対戦。0-1と善戦した一昨年から一変して、0-6の大敗に終わった。今年は初戦を突破すればJ1川崎との 対戦が控える。後藤監督は「昨年は鹿島とガチンコ勝負を仕掛けたが、個々の能力の差が大きかった。それでも選手たちにはいい勉強になったはず。今年は別の チームと対戦できるチャンスをもらった。初戦突破に全力を注いで、今度こそJ1のホームで自分たちの試合をしたい」と意気込んだ。

(上毛新聞)