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ブラウブリッツ秋田(10年連続18度目)

ブラウブリッツ秋田

第21回秋田県総合サッカー選手権大会決勝で、秋田FCカンビアーレを1-0で下し、10年連続18度目(前身のTDKサッカー部を含む)の本大会出場を決めた。
チームは昨年、北東北初のJリーグチームを目指すクラブチームとして誕生。昨季のチームから引退や移籍で12人が去り、新たに11人が加わった。選手 25人のうち、約半数が入れ替わった格好だ。今季、横山博敏監督は「ベテランがチームを引っ張る一方、新加入の若手選手らのプレーに積極性がある。選手同 士が刺激し合ういい関係ができている」と語る。
チームの身上は「組織的なプレー」。4-3-3を基本布陣に、速いボール回しや相手の裏を突くポジショニングで相手守備を切り崩して得点を狙う。得意の 展開は両サイドを広く使ったスピードのある攻撃だ。MF畑田真輝、三好洋央らがサイドを駆け上がり、精度の高いパスを中央に供給。昨季、JFLの得点ラン キング2位のFW松田正俊や、スピードとテクニックが武器の新人FW比嘉厚平らがゴールを狙う。守備陣はDF小林、千野らが粘り強い守備と豊富な運動量で ボールを奪い、好機では攻撃にも積極的に参加する。
JFLでの昨季の最終成績は18チーム中8位。今季は前期に引き分けをはさんで5連敗を喫するなど、思うように勝ち点を伸ばせず、開幕直後から下位に低 迷している。それでも、8月には今季初の連勝を飾り、「調子は上向いている」(横山監督)。リーグでの順位浮上につなげるためにも、本大会でしっかり結果 を出し、チームを勢いづけたいところだ。
Jリーグ入りを目指すブラウブリッツ秋田にとって、本大会は「J」のチームを相手に実力を試す絶好の機会でもある。昨年は2回戦でJ1のモンテディオ山 形に0-3で敗れた。今年も初戦を勝ち上がれば、2回戦で顔を合わせる。「難しい相手ではあるが、リベンジを果たしたい」と話す横山監督は、チームの活躍 を秋田県民に向けて発信するためにも「格上の相手に勝って、いいニュースを届けたい。初戦から全力でぶつかっていく」と意気込んでいた。

(秋田魁新報)