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札幌大学(2年ぶり22度目)

北海道教育大学岩見沢校

白熱した打ち合いを制し、2年ぶりに知事杯全道選手権大会を制した。天皇杯出場は22度目。道内の大学サッカーを引っ張るチームが全国の舞台で躍進を目指す。
 大会4試合で18ゴール、決勝でも6得点をたたき出した攻撃力が持ち味だ。高い技術と突破力を備える西村啓主将が攻撃をけん引する。藤山和夫監督が「大舞台に強い」と評する4年生は決勝でハットトリックの大活躍を見せた。
 酒井遼太郎、黒田亮介の2トップは2人で大会通算6得点。スピードに秀でた2トップに西村が絡む鋭い攻めで得点を重ねた。攻撃練習に重点を置き、熊谷大喜コーチの「開始10分で点を取り、流れをつかむ」という狙いを実践。準決勝、決勝とも開始10分以内に先制点を奪う〝速攻〟で試合を優位に進めた。
 昨年の知事杯全道選手権は決勝で道教大岩見沢校に敗れ、今年の総理大臣杯北海道大会は準決勝で道都大に完敗し、姿を消した。「どん底に落ちた。みんなで意見を出し合って、一からやり直した」と黒田。奮起して結束を増したチームに、西村は「札大には伝統がある。絶対に負けられない気持ちで戦っている」と強調する。 初戦の相手はJFLの長野パルセイロ。強敵相手に持ち味の速攻が通用するか注目だ。(北海道新聞)