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柏レイソルU-18(6年ぶり2度目)

柏レイソルU-18

第16回千葉県サッカー選手権大会決勝で千葉県社会人サッカーリーグ所属の浦安ジュニアSCを2-0で下し、6年ぶり2度目の優勝を果たした。
J1柏レイソルの下部組織。近年、毎年のようにトップチームに選手が昇格しており、大谷秀和主将やU-22(22歳以下)日本代表の酒井宏樹らは出身選 手。現在のチームは、高校2年生が中心メンバー。今季から参入したプリンスリーグ関東2部リーグBで7試合を終えて全勝で8チーム中1位。7月に行われた 日本クラブユース選手権(U-18)では3位だった。DF山中亮輔はU-18日本代表で、第2種登録(アマチュア)でトップチームに登録されている。2年 生のGK中村航輔、DF秋野央樹はU-17ワールドカップ日本代表のメンバー。MF中川寛斗もU-17日本代表。
基本布陣は4-3-3。「ボールを失わなければ失点しないし、負けない」(下平隆宏監督)とボール保持率70パーセントを目標に掲げ、後方から丁寧にパ スをリズムよくつないでいく。それだけにGK中村も長いボールを蹴り込むのではなく、短いパスをDFに出す。守備ラインを統率するセンターバックの秋野は 日本代表では中盤も務めており、パス力もある。左サイドバックの山中は積極的に攻撃に参加し、FKも強烈。中盤はアンカーに小林祐介が入りゲームメーク、 中川は身長158センチと小柄ながら豊富な運動量でスペースを生み出す。FW平久将土は日本クラブユース選手権の得点王。平久とMF木村裕は千葉県サッ カー選手権の準決勝、決勝でゴールを挙げた。
浦安ジュニアSCとの決勝は社会人が相手だった。パワープレーでは及ばなくても、序盤からボールを保持し主導権を握った。下平監督は「苦しい時間帯もあったが、スタイルを貫くことができた」と振り返った。
天皇杯出場は、現在トップチームにいるGK桐畑和繁が所属した2005年以来。栃木ウーヴァとの1回戦を突破すれば、2回戦ではトップチームと対戦す る。その実現に向け、選手たちのモチベーションはかなり高い。ゲームキャプテンを務める秋野は「公式戦でトップとユースが対戦するのは聞いたことがない。 自分たちがどれくらいの力があるか試したい」と意気込んでいる。

(千葉日報)