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中京大学(2年連続5度目)

中京大学

愛知県サッカー選手権大会決勝でトヨタ蹴球団を3-1で破り、2年連続5回目の本大会出場を果たした。
名古屋市港サッカー場で8月27日に行われた決勝戦。中京大学はFW藤牧祥吾選手の先制ゴールで前半を1-0で折り返した。後半も序盤から猛攻を仕掛け たが、固い守備を崩せない時間帯が続いた。トヨタ蹴球団は準決勝で強豪の愛知学院大に1-0で競り勝ち、初の決勝進出。チーム全体の雰囲気が良く、勢いが あった。劣勢を我慢しながら、一瞬のミスを逃さず、FW宮田知洋選手のゴールで同点に追いついた。「決めないといけない場面で決められず、苦しいゲームに なった」と中京大学のMF佐藤和弘選手は振り返る。
最後は夏の練習で連日、走り込んだ中京大学が上回った。相手の足が止まり始めた終盤、佐藤選手が藤牧選手からのパスを受け、勝ち越し弾を決めた。終了間 際にはゴール前で倒されたFW南部健造選手が自らPKを決め、突き放した。MF熊沢圭祐主将は「決勝は2点目を奪うチャンスを生かせずに失点したのが反省 点。でも、最後は前線の決めるべき選手が決め、後ろの選手もよく守った」とほっとした表情を浮かべた。
昨年の天皇杯では地元の名古屋グランパスに0-3で敗れた。佐藤選手は「去年の試合は決める場面でシュートを外し、悔しい思いをした。今年こそ点をと り、リベンジしたい」と意気込む。熊沢主将も「去年はチャンスもあった。Jリーガーと戦うのが一番楽しい。もう一度グランパスに挑み、勝敗だけでなく、中 京大のインパクトを残すゲームにしたい」と闘志をみなぎらせた。
決勝戦ではベンチ入りした選手の3分の1が1年生だった。けがしている有力選手が回復すれば、競争が激化し、さらに層が厚くなる。西ケ谷隆之監督は「若 いチームでまだまだ個人に力みがあるので、効果的なチームプレーを求めたい。これからフィジカル面でも技術的にも一から練習し直す。大会では驚くようなプ レーを見せ、いい試合をしたい」と話している。

(中日新聞)