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アルテリーヴォ和歌山(3年連続3度目)

アルテリーヴォ和歌山

3年連続して同じカードとなった第16回和歌山県サッカー選手権大会の決勝は、アルテリーヴォ和歌山が海南FCを1-0と下し、3年連続3回目となる天皇杯全日本サッカー選手権大会への出場権を獲得した。
クラブの創立は2006年。翌年に和歌山県リーグへ参戦してから、毎年所属するカテゴリーで優勝して着実にステップアップを果たしている。関西サッカー リーグ2部に昇格したことしも全14試合中11試合を消化した時点で2位と、1部昇格が見えてきた。チームの中核を担うのはJFLでのプレーを経て、故郷 のクラブに加入した上赤坂佳孝。関西リーグ2部でも8得点をあげて得点ランキング3位に名を連ねており、県大会決勝で決勝点を決めた芝﨑純平ら2列目の選 手と絡んでゴールを狙う。ボランチの田丸誠や右サイドバックの阿部巧也も後方からサポートし、守備では長身DFの角南裕太らが相手の攻撃をはね返す。
クラブが目指すのはJリーグの舞台。そのためのチーム強化はもちろんだが、「多くの人の協力があって、クラブの基盤やサッカーへの姿勢なども向上してき た」と話すのは上赤坂佳。天皇杯は勝ち進めばJリーグ勢との試合も待ち構えており、主将の阿部は「うちは若い選手が多く、あの独特の緊張感を知らない。何 とか初戦を突破して京都サンガ(F.C.)とやりたい」と本大会への意気込みを語る。過去2大会はいずれも1回戦で敗退。今年もJFL所属の佐川印刷SC という強豪との対戦だが、「守る時間が長くなるだろうが、結果にこだわりたい」(上赤坂佳)という姿勢で初戦突破を目指す。

(サッカーライター雨堤俊祐)