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デッツォーラ島根(2年連続7度目)

デッツォーラ島根

島根県予選を兼ねた第16回県サッカー選手権大会を制して、2年連続7度目の出場を果たした。決勝の相手は2年連続で、同じ中国リーグに所属する松江シティ。持ち前の攻撃力を発揮。相手の6倍となる30本のシュートを放ち4-0で快勝した。
基本システムは4-2-3-1。隅田、平田、空山、田栗の攻撃陣がカウンター、サイドから仕掛け得点を重ねる。今季の中国リーグは14試合を終え12勝 2敗で首位。1試合平均の得点は3・2点、失点は0・9点で攻守のバランスはいい。昨季は平田が28ゴールでリーグ得点王になり、今季も得点王争いを繰り 広げる。平田は県予選決勝でも狙い澄ましてミドルシュートを放ち先制点を奪うなどシュート精度は高い。平田がシュートで終えることができなくても、周りの 選手がサポートして波状攻撃を仕掛ける。空山も得点能力に優れ、リーグのアシストランキングでは上位につけている。守備ではベテラン渥美らを中心に組織的 な守りをする。庄司主将が「0点にこだわっている」と話すように県予選3試合はいずれも無失点に抑え込んだ。
8月には中国リーグでファジアーノ岡山ネクスト(岡山)に2連勝。Jリーグ2部(J2)ファジアーノ岡山のアマチュアチームから計4ゴールを奪い自信を つけた。このうち1試合は退場によって10人と数的不利な状況から後半ロスタイムに決勝点を挙げた。ディフェンスラインの統率ができ、素早い攻守の切り替 えから効果的な攻撃ができた。決勝点は空山のアシストから隅田が決める得意のパターンだった。この2戦を通じてチームの結束は高まった。平田は「昨年に比 べてチーム全員が諦めなくなった。今は負ける気がしない」と手応えをつかむ。選手のレベルも一定で、途中交代しても戦力ダウンがないのも特徴だ。
1回戦は愛媛県代表の愛媛FCしまなみと対戦。庄司主将は「細かいコンビネーションや戦術を確認して試合に挑みたい」と気を引き締め、若三総監督も「ミ スをなくし、しっかり連動することで失点を防ぐ」と初戦突破へ意気込む。昨年は2回戦でJ1チームに敗れた。今年は2回戦でJ2のジェフユナイテッド千葉 と当たる。チームの勢いのままに強豪チームの打倒を狙う。

(山陰中央新報)