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愛媛FCしまなみ(3年連続3度目)

愛媛FCしまなみ

2011年愛媛県サッカー選手権大会決勝で社会人チームの久枝FCを1-0で下し、3年連続の天皇杯出場を決めた。
1976年、社会人チーム「大西サッカークラブ」として設立。2001年以降は四国リーグを主戦場とし、09年にJ2愛媛FC傘下のアマチュアチームと なって再スタートを切った。2年目の昨季は四国リーグ3位と初年度と同順位だった。今季も09年から変わらず元J1鹿島育成部コーチの八木邦靖監督の指揮 の下、プロ選手の輩出と日本フットボールリーグ加盟を目指し、競技力の向上を図っている。今季の四国リーグ戦績は、11試合を終え10勝1分けで1位につ けている。
基本システムは4-3-3で、中盤のパス交換から中央を突破しゴールに迫る場面が多い。攻撃のキープレーヤーはFW柏木健。県予選の3試合で3ゴールと 得点源で、ゴール前の突破力やヘディングの競り合いにも強さがある。ボールコントロールに優れる北森、シュート力のある小笠原らもミドルレンジからゴール を狙う。FW柏木亨も豊富な運動量と視野の広さでチャンスメーク。守備では、主将のDF斉藤が中心となってラインをコントロールする。稲田や植村、志水ら がコンパクトな位置取りでスペースを与えず、GK土井も冷静な判断で失点の芽を摘む。県大会は1回戦を2-0、準決勝を2-1と順当に勝ち上がった。
決勝は昨年と同カードの久枝FCと対戦。開始直後から中盤の細かいパス回しから再三チャンスをつくり、シュートを放った。前半40分、縦のロングボール をMF柏木亨が頭で落とし、DF裏に抜け出たFW柏木健が決めて先制。唯一の得点となり1-0で勝利し、3連覇を果たした。後半、右サイドから自陣ゴール に迫られる場面が目立つなど、サイド攻撃への守備が本戦で勝ち上がるためのポイントとなる。1回戦は島根県代表と対戦。プロを目指す選手らにとって絶好の アピールの場となる。斉藤主将は「足元を見て1試合ずつ勝ち上がり、J1のチームに挑みたい」と意気込んでいる。

(愛媛新聞)