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福岡大学(2年ぶり26度目)

福岡大学

第15回福岡県選手権決勝で、前回代表の福岡教育大に3-2で勝利。2年ぶり26度目の出場を決めた。3試合で計14得点。圧倒的な攻撃力を支え ているのが、J1アビスパ福岡の特別指定選手でもあるFW石津だ。同選手権ではチームトップの5得点をマーク。U-22日本代表FW永井(J1名古屋)か ら背番号10を継いだエースストライカーとしての役割を果たした。
石津は4月に右膝を痛めて戦列を離れたが、8月上旬に完全復帰。そこからチームは4-4-2の布陣を4-3-3に変え、石津を3トップの一角に置いた。 ユニバーシアードで日本代表の指揮を執り、優勝へと導いた実績を持つ乾真寛監督は「相手のDFとボランチの間に置くことで、捕まえられにくくなる」と狙い を明かす。本人も「DFの裏にも抜け出せるし、バイタルエリアでボールを収めることもできる」と〝石津シフト〟に手応えをつかみかけている。
2年前は、2回戦でJ2水戸を撃破。続く3回戦は優勝したJ1G大阪に敗れたものの、攻めの姿勢を貫いた。当時のスタメンで現在も残るのは石津とDF牟田、MF長谷の3人。再び黄金時代を築くため、世代交代を進めている段階だ。
それでも毎年Jリーグに選手を輩出している伝統校は、今回も将来性のあるタレントがそろっている。元U-19日本代表MF清武は、日本A代表に定着しつつ あるMF清武弘嗣(J1C大阪)の弟。2列目から仕掛ける積極性は、兄と姿が重なる。186センチの牟田も世代別代表を経験。同じく186センチの長身な がら、50メートルを6秒フラットで走るスピードも合わせ持つ1年生のFW山崎からも目が離せない。
チームは8月の札幌遠征中に日韓戦を観戦。しつこくボールを奪おうと走り回り、韓国に何もさせなかったザックジャパンにうなった。「技術が高い選手でも 忠実に守っている。僕らもいい守備から攻撃につなげたい」とMF仮屋主将。前線からプレスを仕掛け、2回戦で待つJ1大宮との対戦を目指す。

(西日本新聞)