磁力と張力で“宙に浮く”!? 町工場発のオブジェ兼ゲーム「TENSEG-COIN-」は物理を楽しむ新感覚アイテム

11月3日の「物理の日」に合わせ、東京都大田区の老舗町工場・大橋製作所が開発したユニークなオリジナル製品「TENSEG-COIN-(テンセグ・コイン)」が注目を集めている。磁力と張力によって支えられ、一部が空中に浮いているように見える不思議な構造を持つオブジェで、正面や横から眺めたり、近づいて構造を観察したりすると、「なぜこの状態で成り立っているのだろう」と思わず仕組みを確かめたくなる。
さらに付属のコインを盤面に載せると、新たな楽しみ方が生まれる。コインの重さや置く位置によって構造全体のバランスが微妙に変化し、揺れながら新たな均衡点を探す。複数の人が順番にコインを置き、バランスを崩した人が負けというシンプルなゲームとしても遊べる。静止しているときの不思議さと、崩れそうで崩れない緊張感の両方を味わえる。
デザイン面にもこだわり、アルミニウムやステンレスの質感を生かした幾何学的なフォルムを採用。カラーはブラック、レッド、ゴールドの3色で、デスクや棚に飾るインテリアオブジェとしても映える仕上がりとなっている。
同製品のコンセプトは「物理を遊ぶ。」。物理現象を学ぶ教材ではなく、まずは触れたり動かしたりする中で興味を抱き、「なぜ?」という探究心につなげることを目指している。
開発した大橋製作所は1916年創業。精密板金加工や産業機器の製造で培った技術を活用し、近年は一般消費者向けのオリジナル製品開発にも力を入れている。「TENSEG-COIN-」も、町工場の技術を“眺めて、触れて、楽しめる体験”へと昇華させた製品の一つだ。
価格は税込み1万1000円で、公式オンラインストアで販売中。おおよそのサイズは幅140×奥行142×高さ105ミリ。専用コイン50枚やサイコロなどが付属する。羽田イノベーションシティ内の「PiO PARK」でも展示されており、写真では伝わりにくい独特の浮遊感やバランスの面白さを実際に体験できる。

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