高校生の政策アイデアが社会を動かす 「政策甲子園」最優秀チームの提案を「PoliPoli」で公開
高校生が考えた政策アイデアが、実際の政策形成プロセスへと歩みを進めている。政策プラットフォームを運営するPoliPoli(東京)は、公益社団法人日本青年会議所(日本JC)が主催する「第三回全国高校生政策甲子園」で最優秀賞を受賞した2校の政策提案を、同社のウェブサイト「PoliPoli」上で「政策リクエスト」として公開した。
今回公開されたのは、2025年度の同コンテストで頂点に立った2校の独創的なアイデア。自由テーマ部門で最優秀賞を受賞した大阪府立鳳高等学校は、「情報災害から命を守る」をテーマに、国主導の公式防災アプリ構築を提案。災害時のデマ拡散を防ぎ、避難指示などの正確な情報をタイムリーに届けるインフラ整備を訴える。
一方、設定テーマ部門で最優秀賞を受賞した岐阜県立岐阜高等学校は、深刻な農業の担い手不足に着目。「農業DXプラットフォーム」を提言し、農林水産省・デジタル庁・民間が連携したデータ活用によって、新規就農の壁を低くし食料自給率を向上させる仕組みを提示している。
PoliPoliが高校生の政策提言を後押しする背景には、若者の政治参加の低さがある。内閣府調査では「国の政策に自分の意見が反映されていない」と感じる国民は約71%。また日本の若年層の投票率はOECD諸国と比べても低く、若者が「自身の行動により社会に影響を与えることができる」と認識できる(政治的有効性)感覚を育む必要性が指摘されてきた。こうした問題意識を共有するPoliPoliと日本JCは、2025年度から連携を強化している。
今回の連携のポイントは2つ。一つは世論の可視化。高校生たちの提言に対し、「PoliPoli』の「政策リクエスト」機能を用いて一般ユーザーからの賛同や意見を集めることで世論を知ることができる。もう一つは、一定の賛同が集まれば、国会議員や地方議員とのマッチングを行い、政策を前に進めるためのコミュニケーションをサポートする点。この連携により、高校生のアイデアが、実際の政策形成に接続される可能性を持ってくる。
デジタルプラットフォームを通じて、高校生の情熱が日本の未来を動かす力となるか。彼らの「政策リクエスト」の行方に注目が集まる。
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