電通グループ、「電通スポーツ&エンターテインメント」をグローバル展開
電通グループ(本社:株式会社電通グループ、拠点:東京都港区、代表者:代表執行役 社長 グローバルCEO 五十嵐 博、以下、dentsu )は、「電通スポーツ&エンターテインメント(以下、電通S&E)」をグループ横断のイニシアティブとして、グローバルに展開します。dentsuが国内外に持つケイパビリティを集約した電通 S&Eは、スポーツとエンターテインメントの力で、各市場の人々のカルチャーを形成する「コンテンツ」に内在する様々なビジネス機会を活かし、クライアントのマーケティングやブランディングの課題に対して高い解決力を提供するとともに、パートナーやdentsuが保有するIPのグローバル成長や価値創造に貢献していきます。
120年にわたるイノベーションの実績を誇るdentsuはスポーツ・エンターテインメント業界でも実績を積み上げ、現在では、スペシャリスト約1,200人を擁し、世界21カ国でクライアント約1,300社を支援しています。これまでも音楽、映画、スポーツ、ゲーム、テレビの各分野で独自の知見を有するスペシャリストが、クライアントやIPホルダーともに、既存のカルチャーを発展させ、また、新しいカルチャーを作り上げることで、様々なステークホルダーと社会全体の成長に貢献してきました。
またdentsuは、これまで60年以上にわたり、日本と海外でスポーツ領域を最前線で牽引してきました。日本では(株)電通を中心として、マーケティングやIP創造・グロースなど様々な側面から国内外でスポーツ事業の発展を支援してきました。海外市場においては「電通スポーツインターナショナル」と「MKTG」が世界17拠点において、スポーツとクライアントを繋げ、事業を発展させてきました。エンターテインメント領域においても、日本では1980年代後半から国際的な映画製作に取り組み、専門の事業局を立ち上げるなど、映画・音楽・アニメ・ゲーム事業に深く関与し国内外でビジネスを展開してきました。また、近年は海外事業においても主要な市場で積極的にクライアントに向けた関連サービスを推進しています。
今後dentsuは、電通S&Eのグローバル展開において、業界のエコシステム全体にわたるdentsuのネットワークとこれまで培った信頼関係を活かし、ハリウッドの大作映画や世界的なスポーツイベントから、ゲームを活用した広告やイベント体験に至るまで、コンテンツの可能性を最大化しながら、単一のネットワークとして、アクティベーションや事業機会を創出していきます。これを、日本、米国、イギリス、アジア、中東・北アフリカなどの主要地域の拠点を繋ぐことで、グローバルに実現していきます。
この展開の一環として、これまで主に日本において、アニメ作品のプロデュースやコンテンツ・事業開発に加え、国内外のクライアントに対してアニメを活用したマーケティングソリューションを提供し、dentsuのアニメビジネスを開拓・発展に導いた(株)電通と、2023年に設立したアニメ作品のライセンス業務を主とする(株)電通アニメソリューションズは、共同で「dentsu anime solutions」※1ブランドを立ち上げ、日本のアニメ業界全体の発展とクライアントの事業成長を支援するために、本格的に海外展開を図ります。今後、北米、中国、東南アジアの海外3拠点を中心とした複数の市場において、アニメコンテンツを軸に統合的なマーケティングソリューションを提供していきます。具体的には、日本アニメの海外ディストリビューションや商品展開に加え、クライアントの海外事業におけるアニメコンテンツを活用したプロモーション展開など、地域ごとに最適なソリューションを提供していきます。
また、スポーツビジネスにおけるデータ活用を次のステージへと導く新ブランド「dentsu Sports Analytics(電通スポーツ・アナリティクス)」※2を2023年に立ち上げ、カスタム調査、統合データ分析、権利評価、効果測定など、世界水準のサービスを提供しています。今後、既存の北米、欧州、APAC市場に加えて、中東・北アフリカ地域に展開します。
dentsu内のスポーツとエンターテインメント領域のリーダーは、各市場における事業領域のリーダーと協力し、データとテクノロジー、クリエイティブ、メディア、エクスペリエンス、インサイトを組み合わせた標準化された成長フレームワークに基づき、事業機会を創出・拡大していきます。統合型モデルと、独自の戦略的アプローチであるコンテンツソリューション、コンテンツグロース、そして投資を組み合わせることで、IPの活性化にとどまらず、クライアント・IPホルダー・生活者・社会の間で、高い拡張性を持つ、イノベーティブな関係性を創造していきます。
(株)電通グループ デピュティ・グローバル・チーフ・ストラテジー・オフィサー 兼 グローバル・ヘッド・オブ・スポーツ&エンターテインメント 伊瀬禎宣は、次のよう述べています。
「電通スポーツ&エンターテインメントは、スポーツ、エンターテインメント、ゲームを統合した画期的なサービスを提供していきます。dentsuは豊富な経験、企業ネットワークおよび独自のデータを活用することで、人々の心に深く響き、クライアントやIPホルダーの成長の実現につながるカルチャーを形成できるようなコンテンツを創造する、唯一無二のポジションにあります。今回の電通S&Eの立ち上げとグローバル展開は、改めてイノベーションへのコミットメントを示し、クライアントやパートナーと生活者、IPホルダーと生活者を結びつけるdentsuのケイパビリティを高め、新たな事業モデルへと拡大する取り組みです。」
(株)電通グループ グローバル・プレジデント – グローバル・プラクティス ジーン・リンは、次のように述べています。
「現代社会で成功し、ビジネスインパクトを生み出すためには、クライアントは、カルチャーとコマースのゲートキーパーとして機能するアルゴリズムの中で、イノベーションを起こし続けなければなりません。カルチャーとコマースがシームレスに機能して初めて、クライアントは生活者と結び付き、そこから、ビジネスインパクト、継続的な成果、成長の加速を促進することができます。この結び付きを深めるには、スポーツとエンターテインメント分野に一番大きな機会があると考えています。なぜなら、ここでは、カルチャーが形成される瞬間が、そのファンのトレンドが移り変わるのと同様に急速に進化しているからです。」
dentsuは2025年2月に、新中期経営計画を発表しました。最終年度である2027年にはグループ全体が成長軌道へ回帰すること目指し、スポーツ&エンターテインメント事業で「インテグレーテッド・グロース・ソリューション」の更なる強化を実現していきます。そして、B2B2S※3企業として、クライアントと事業パートナーと共に、社会全体の持続的成長に貢献していきます。
「電通スポーツ&エンターテインメント」内でスポーツとエンターテインメント事業を推進する
主な組織・ネットワーク:
組織/ネットワーク名 |
URL |
日本: |
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株式会社電通 |
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株式電通アニメソリューションズ |
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株式会社電通ミュージック・アンド・エンタテインメント |
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株式会社 SPORTS Edge |
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株式会社東京有明アリーナ |
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グローバル: |
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電通スポーツインターナショナル (Dentsu Sports International) |
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dentsu entertainment |
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dentsu gaming |
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※1 詳細は6月16日付の(株)電通のニュースリリースをご参照下さい。
「電通と電通アニメソリューションズ「dentsu anime solutions」ブランドで海外展開へ」
URL:https://www.dentsu.co.jp/news/ ((株)電通 ニュースリリースサイト)
※2 詳細はプレスリリースをご覧ください。(英語のみ)
URL:https://www.dentsu.com/hu/en/media-and-investors/news-releases/dentsu-announces-dentsu-sports-analytics
※3 電通グループ(dentsu)の経営方針。B2B2S(Business to Business to Society)とは、顧客企業と共に社会課題を解決し、社会全体の持続的成長を実現すること。
以 上
【ビジネスに関する問い合わせ先】
株式会社電通グループ
グローバルビジネス開発オフィス「電通スポーツ&エンターテインメント」担当 伊瀬、中野、永尾
Email:group-cc@dentsu.com
【リリースに関する問い合わせ先】
株式会社電通グループ グループコーポレートコミュニケーションオフィス 小嶋、島津
Email:group-cc@dentsu.com