奈良県の生協店舗で障がい者アート展 近畿労働金庫がプロジェクト
近畿労働金庫は、生活協同組合(生協)とコラボし奈良県の生協店舗で「障がいのある人が芸術を通して社会と交流するプロジェクト」を実施する。
この取り組みは「たんぽぽの家」の播磨靖夫理事長が提唱する「エイブル・アート(運動)」の考え方に労金が賛同し、2000年度に始まった。公共の場や職場、店舗などで障がい者アートの展示の他、NPOや学生と連携したワークショップ、シンポジウムなどを開催し、過去24回で延べ14万人が来場したという。
本年度は、生協が企画・運営に携わり「障がい者アートを日常生活のなかでたのしむ」をコンセプトに、奈良県の生協店舗で各種のプログラムを行う。
メイン会場は奈良市の「コープ七条」で、障がい者アーティストが展示会場の店舗を訪問し、そこで印象に残った人や物を作品に仕上げ、11月16日~12月8日に展示する他、「にぎわいマルシェ」として、福祉施設で制作された障がい者アートを11月16、17の両日、販売する。また、ウガンダの元子ども兵の社会復帰に活用されているペーパービーズアクセサリーを作りながら平和について考える「ワークショップ de SDGs」を11月16日に開催する(定員は50人で事前申し込みが必要)。
その他、ならコープの役職員がお気に入りの作品を選び推薦コメントともに展示する「プライベート美術館 in CO-OP」を、10月12~18日開催の「コープ朱雀」を皮切りに、「コープ学園前」「コープおしくま」「コープいこま」で順次開催する。