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「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」受賞作決まる 漢検、絆大賞に小学生の「延」、中学生の「開」など

絆大賞小学生部門「延」

 

 日本漢字能力検定協会(漢検、京都市)は、想(おも)いを託した漢字一字を贈る、第11回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」を開催し、このほど受賞作品を発表した。

 今回は、全部門合わせて過去最多の5万1825作品の応募があり、計60作品が受賞作品に決まった。優れた結果を収めた団体に贈る「団体賞」は、全785団体から、10団体が受賞した。3月20日に京都市の漢字ミュージアムで表彰式(個人賞のみ)を行う。

 コンテストは、「贈りたい漢字(一文字)とメッセージ」を募集し、小学生、中学生、高校生、大学生・一般部門の4部門で「絆大賞」(各部門1点)などを決めた。審査員は、 読売新聞特別編集委員・橋本五郎氏を審査員長に、2023年WBCの日本代表監督・栗山英樹氏、お笑い芸人・ゴルゴ松本氏ら6人が務めた。

 絆大賞は、小学生部門が千葉県・田中渉琉さん(11歳)の「延」。メッセージは「時間さん。一日いつも短すぎです!!もっと長い時間学校にいたいし、もっと友達と遊びたいんです」などと寄せた。

 中学生部門は、群馬県・荒井星愛さん(13歳)の「開」。自閉症の妹について「自閉症は『閉』という漢字が使われているが、勇気をくれた妹には新しい道を開いていってほしい」などとつづった。高校生部門は、病気の母親に「生」という漢字を贈った東京都・奥川奏音さん(15歳)、大学生・一般部門は、栃木県の主婦・西園多佳子さんが、亡くなった父の服に繕いのある服があったことから、物を大切にした両親に「繕」を贈った。

 

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