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“がん患者の家族”と医師のコミュニケーション問題を考える   専門セラピストによるトークライブを2月4日開催

 がんは日本人の二人に一人がかかるといわれるほど身近な病気。しかし、患者もその家族も突然にして当事者になり、医師とのコミュニケーションがうまく取れずに悩んだり、それがもとでトラブルに発展してしまったりするケースもあるという。

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 がん患者の家族(以下、がん家族)の支援を専門に行っている一般社団法人「Mon ami」(大阪府八尾市)の代表理事・酒井たえこ氏が、2月4日(日)に東京・三鷹のMusashino Valleyでトークライブを開催する。ゲストスピーカーに病態栄養専門管理栄養士の大久保あさ美さん、グラフィックレコーディングに漫画家のたちばないさぎさんを招き、がん患者と医師の橋渡し役である“がん家族”が抱える医師のコミュニケーションの難しさなどの問題や、解決へのきっかけなどについて話し合う。

 突然深刻な病気の当事者になった患者の家族は、現状を事実として伝える医師に対して敵のような感情を持ってしまうことがある。そして、「こんなことを聞いて嫌われないだろうか?」「また同じことを聞いてもいいのだろうか?」などと悩むことも。ネット上ではがん治療に関する真偽が証明されていないさまざまな情報も飛び交い、患者や家族と医師のコミュニケーションに多大な影響を与えることもある。

 トークライブでは、Mon amiが現在がん家族100人を対象に行っているアンケートの内容や、酒井氏が今までに受けたがん家族の相談内容を交えて話す。まず伝えたいことは、「医師は敵ではなくむしろがんと向き合う一緒のチーム」ということ。がんが判明すると、まず治療方法だけに目が行きがちだが、それだけではがんと闘っていくことはできない。生活・お金・環境などさまざまな要因と治療との兼ね合いの中で、患者を一番近くで支えているがん家族の目線で、「どんな問題が起こりうるのか」「問題を解決するにはどうすればいいか」などを知るきっかけにしてもらいたいという。

 

 がん患者と家族にとって、食事も大きなテーマだ。大久保氏は、病院勤務中にがん患者の食事を作っていた経験を踏まえ、病院での栄養指導の役割や、食事についての医師への質問の仕方などについて話す。

 1部のトークライブは13時~15時30分で入場無料。2部の懇親会(16時~17時)は、がん治療中の人など向けの冷凍おかずセットの試食を含み、入場料1000円。定員30人。申し込みは、Mon amiの申し込み専用フォームhttp://bit.ly/monami202424から。

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