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年末年始の行動にかける予算はどれくらい? 男性と女性はどちらがお金をかける?

 今年も残すところあと1週間足らず。年末年始は帰省や国内旅行の予定があり、気もそぞろという人もいるのでは。企業・団体のマーケティング活動をサポートするインテージ(東京)では、多くの人は年末年始の行動にどれくらいの予算をかけるのかなど、「年末年始に関する意識と行動」を調査。その結果を公開した。調査は全国の15~79歳の男女5千人を対象にネットリサーチで実施(2023年11月24~27日)した。

 まず、年末年始の国内旅行や帰省にどれくらいのお金をかけるか予算を聞くと、全体では4万5235円。昨年より9835円上回り、対前年比127.8%となった。男女別でみると、男性は4万7625円、女性は4万2703円で、男性は昨年より1万5023円も増え、1.5倍近く予算が増えている。

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 予定について尋ねたところ、「旅行や帰省の予定はない」が56.2%と昨年を6.5ポイント下回り、何らかの予定がある人がやや増えている。昨年に比べて増えているのは、「実家への帰省」。今年18.5%で昨年を2.5ポイント上回った。一方、「国内旅行(日帰り)」「国内旅行(1泊以上)」は横ばい、「海外旅行」を予定している人も昨年同様少なくなっている。新型コロナの「第5類」への移行や周囲におけるインバウンド(海外からの渡航者)の回復などから、海外への旅行も回復に向かうことが想像されたが、物価高や円安などから海外旅行への意欲はまだまだ回復していないようだ。

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 「実家への帰省」について、性別・年代ごとに詳しく見ると、とくに男性20~50代、女性40~50代で昨年に比べて増加している。40~50代の親は高齢と思われ、昨年までは親の新型コロナへの感染をおもんばかって自制する人が多かったと想像されるが、今年、新型コロナが「第5類」へ移行となり、昨年まで自制していた人も帰省できる状況になったということなのだろう。

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 クリスマスや年末年始のイベントにかける予算は増えるものの、物価高や円安の影響はないのか尋ねると、4割が「影響する」と回答。「影響を受ける(かなり影響する+やや影響する)」との回答が最も多かったものは、「日常の料理や食材の費用」(62.7%)で、以下、「暖房をつける時間や設定温度」(53.7%)、「クリスマスの予定全般」(52.5%)、「おせち料理の注文や年末年始の食材の費用」(51.3%)、「クリスマスの自宅でのパーティーや食事」(45.6%)が続いた。
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