日本では学べない、やはり本場で学習を──。一度留学を経験すると再びと思う人が多いようだ。海外留学サービス「スマ留」を運営するリアブロード（東京）が18～30歳の留学経験者521人を対象に実施した海外留学に関する意識調査においても、再度留学したいと考えている人が多いことが明らかになった。調査期間は8月25日～9月30日。

　最初に、留学した時の職業を聞くと、大学生78.2%、高校生9.8%、会社員4.49%となるなど、大学在学中に留学する人が多い。これまで留学に行った回数は全体の85％が「1回のみ」と回答し、複数回の経験者は14％にとどまっている。

それでは、留学を1回のみ経験した人に「もう一度留学に行きたいか」と聞くと89.3%がそう思っており、「行きたくない」の10.7%を大幅に上回った。2回目に踏み出せていない一番の理由は「仕事または家庭の事情で時間が取れないから」が半数以上を占め、「経済的に余裕がない」が2割程度。2回目の留学先としては、オーストラリア、カナダ、イギリスの順で、留学期間は48週間（1年）が最も多かった。

2回目の留学に踏み出した人にもその理由を聞いている。一番多かったのは、語学目的ではなく、異文化理解の観点からとなっている。