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コンサートやガイドツアーで芝庭を満喫 「旧岩崎邸で楽しむ特別な四日間」

復元後の芝庭の様子
復元後の芝庭の様子

 国指定重要文化財、東京・上野の「旧岩崎邸庭園」では、歴史資料に基づいて芝生エリアに樹木の植栽などを行う復元工事を行ってきた。この芝庭復元工事の完了を記念し、イベント「旧岩崎邸で楽しむ特別な四日間」が11月23日(木・祝)~26日(日)に開催される。

 この期間は芝庭を特別開放し、例年開催しているコンサートや大人気のミステリーツアー、初の開催となる狂言の公演、芝庭ガイドツアー、岩崎家ゆかりの物品販売など、芝庭を満喫できる企画を用意している。イベントの参加は、ミステリーツアー以外は無料。

 通常は非公開の地下道も歩ける「旧岩崎邸ミステリーツアー!」は25日10時~15時、定員200人。当日、入園券売場横で先着順に受け付ける。参加費500円(保険料含む)は現金支払いのみ。オリジナルエコバッグのお土産付き。

 「芝庭de辻狂言in 旧岩崎邸」は、芝庭を舞台に見立て、狂言『六地蔵』の公演を開催する。23日13時・15時の各回約30分。雨天時は館内で行う。芝庭を舞台にした弦楽四重奏コンサート「晩秋のガーデンコンサート」は、26日13時・15時、各回約30分。雨天中止。いずれも定員はなく、開始時間前に順次、芝庭内に案内される。

過去の「六地蔵」の様子

 「学芸員による芝庭ガイドツアー」は24日10時~11時30分と13時30分~15時の2回、サービスセンター2階レクチャールームと芝庭で実施。台東区と文京区の学芸員を講師に、芝庭復元工事の出土品紹介や、石造物・景石を中心とする芝庭ガイドツアーを行う。各回20人。当日、入園券売場横で先着順に受け付ける。

 25・26日の10時~16時にはサービスセンター3階で、岩崎家ゆかりの地、千葉県富里市の末廣農場や岩手県の小岩井農場の物産等を販売する。

 旧岩崎邸庭園は、三菱財閥創設者・岩崎彌太郎の長男で、第3代社長の岩崎久彌の邸宅として、明治29(1896)年に竣工。かつては1万5000坪の敷地に20棟以上の建物が立ち並んでいたが、現在は3分の1の敷地面積となり、ジョサイア・コンドル設計の洋館と撞球室、名棟梁大河喜十郎が手がけた和館大広間の3棟が残っている。開園時間は9時~17時(入園は16時30分まで)。休園日は年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)。入園料は一般400円、65歳以上200円(小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料)。

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