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8割以上が災害時に在宅避難を希望 積水ハウス調査、プライバシーを重視

積水ハウス 「防災に関する調査」

 

 積水ハウス(大阪市)はこのほど、9月1日の「防災の日」に合わせて実施した「防災に関する調査(2023年)」の結果をまとめ、発表した。それによると、回答者の84.8%が、災害時は「避難所よりも在宅避難を選びたい」と答え、在宅避難を好む傾向にあることが分かった。

 在宅避難を選びたい理由は、「プライバシーが保たれる」(57.1%)が最も多かった。以下順に「自分の家が快適」(44.8%)「普段と同じ暮らしがしたい」(38.9%)「家族と過ごしたい」(36.3%)「必要なものがそろっている」(31.1%)「避難所の衛生面が不安」(30%)「自分の家が心配」(23.8%)「貴重品や財産が心配」(22.2%)「コロナ感染の不安」(21.5%)の回答が続いた。

 「避難所へ行くことに抵抗がある」と回答した人は、「とても抵抗がある」「やや抵抗がある」を合わせ、65%を占めた。理由は「プライバシーがないから」(69.5%)が最も多く、以下順に「避難所の衛生面が不安」(51.4%)「避難者同士のトラブルの懸念」(43.4%)などが続いた。

 調査は、積水ハウスの研究機関「住生活研究所」が、自宅の防災対策普及を目的に、6月1~5日、全国の20~60代の既婚男女計500人を対象に実施した。結果をまとめた住生活研究所は「多くの人と集団生活を行うことに不安を感じている人が多い。災害時にもなるべく家族と一緒に普段通り過ごしたいという気持ちが読み取れる。いざという時でも、在宅避難ができるように、備えや対策が必要だ」としている。

 

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