デジタル時代の今、スマホやパソコンはなくてはならない存在。一日中パソコンの前で仕事をし、休日はネット検索や動画視聴という人も少なくないのでは？　また、近年のコロナ禍で在宅勤務やリモートワークが普及し、会議や営業活動なども遠隔でデバイスを用いて行われる機会が増えた。便利なツールである一方で、体の動きの固定による首・背中・肩への負担が指摘されている。

　そのような現代人の姿勢ケアに乗り出したのが、韓国の寝具開発メーカー・2GRAY社。医学博士や生体物理博士らと共に膨大な身体物理データと人体3Dデータを研究して、2年間かけて『ゴッチョ背まくら』を完成させた。ゴッチョとは、韓国語で「真っすぐ」の意味。凝り固まった姿勢を、寝ている間に“ほぐして・のばして・ととのえる”。通常の枕は首のケアにしか焦点を当てていないのに対し、この枕は首・肩・背中にフォーカス。不思議なカタチが正しい位置に保ち、設置した突起が頭部や頸椎、胸椎も刺激し体のこわばりをほぐす。素材には、NASA（アメリカ航空宇宙局）がスペースシャトル着陸時の衝撃を吸収するために開発した「メモリーフォーム」を使用。体圧を吸収・分散させ、枕に沈み込み過ぎずに体を支えることが可能となった。

　Eコマースビジネスの支援や輸出入事業を手掛けるOFFICE35（東京）は、韓国で5万個を売り上げ、日本でも2021年の初上陸時に完売していた『ゴッチョ背まくら』（縦58.5cm×横34.0cm×高さ11.8cm／重さ850g）の予約受け付けをクラウドファンディングサイト・CAMPFIREで再開した。期間は3月31日まで。「スマホ猫背」や「巻き肩」は今や一種の現代病。それを寝るだけでケアできそうなデジタル時代の必需品を、ぜひチェックしてみて。