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低年齢化するコンタクトデビュー 小中学生が約5割 子ども自身が感じるポジティブな心境変化も

 コンタクトレンズ専門店「アイシティ」(HOYA株式会社 アイケアカンパニー・東京)が、小中学生を中心としたコンタクト利用状況の実態調査を行った。コンタクトデビューの低年齢化が進む中、コンタクトレンズを利用する子どもたちの多くにポジティブな心境変化が見られることが明らかになった。

 コンタクトを利用している全国の男女(小学生~49歳)1000人を対象に、11月14日から17日にかけてインターネットを通じて行った(小・中学生については親による代理回答)。

 まず、コンタクトの利用開始年齢について尋ねたところ、現在10代(15~19歳)の利用者のコンタクトデビューは、約5割が小中学生の時だった。また、適切な比較を行うため、各年代から「『小学校~19歳』にコンタクト利用を開始した」という人を抽出し、年代ごとに構成割合を比較した。その結果、若い年代ほど小中学生の時に利用を始めた人が多く、コンタクトデビューの低年齢化の傾向が見られた。さらに現在10代(15~19歳)の層は40代と比べ、小学生でのコンタクトデビューが約1.8倍だった。小学生デビューも増加傾向といえるようだ。

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 また、「コンタクトレンズを利用してよかったと思うこと」(複数回答)を、親・子どもそれぞれに聞いた。その結果、コンタクトレンズ利用の小中学生約4割(37.5%)が、コンタクトレンズの利用によって、「より明るくなった・活発になった・社交的になった」「部活やクラブ活動にやる気や意欲が増した」と回答。同社は、コンタクトレンズの利用によって視界が広がり、思いきって体を動かせるようになることが、子どもたち自身のモチベーション向上につながっていると見ている。

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 「コンタクトを利用して悪かった点」(複数回答)についても尋ねた。小中学生の子どもとその親の双方に、「費用面」「日々のケアにおける手間や面倒さ」に関するスコアが高い結果となった。コンタクトレンズは「高度管理医療機器」に当たり、装用に年齢制限はないが、眼科医の処方(指示書等)が必要になる。コンタクトデビューの低年齢化傾向が進む中、同社は、子どものコンタクト利用に際し、定期的な眼科受診とコンタクトの正しい使い方や選び方に関する理解がますます重要になるととらえている。

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