毎日の食事を作っていると、「これが食べたい」というより「この材料を使ってできるもの」というレシピ検索が多くなる。冷蔵庫の中の野菜や肉、乳製品を眺めて“あるもの”の組み合わせでできるもの。その手のレシピ満載の『大量消費レシピ ヒットパレード！』（市瀬悦子著、主婦と生活社・東京、税込み1793円）が発売された。

　野菜を中心に、16の食材の90レシピを収録。これらの食材は「大量消費」が必要なくらい、日常的によく使う食材だ。たとえばキャベツなら、キャベツと豚バラの塩蒸し煮やレモンコールスロー、大根なら大根と鶏肉のオイスター煮やフライド大根、大根の葉とツナのみぞれあえなど、葉まできれいに使い切れる献立がそろっている。賞味期限の迫った乳製品を使い切る知恵も載っている。ふだん使いのレシピ集として、毎日のおかずや作りおきにも活躍しそうだ。