東京・港区の「汐留イタリア街」。JR浜松町駅・新橋駅のちょうど中間辺りにあり、イタリアをイメージし、石畳の道やおしゃれな店が並ぶ街並みは、映画やドラマのロケ地に使われたり、東京港区のデートスポットとしても人気。このほど、このエリアの店舗の情報を一枚にまとめた地図「汐留イタリア街周辺マップ」(企画・汐留イタリア街商店会、制作・natural style BIO SOPRA Tokyo、東京)が完成し、オーガニック・セレクトショップ「natural style BIO SOPRA Tokyo」で配布されている。遊び心のあるイタリアンスタイルを取り入れた店舗やホテルを、「小売専門店」「カフェ・レストラン」「ホテル」の3つのカテゴリに分けて掲載。同ショップのホームページからダウンロードもできる。英語版・中国語版も作成中という。

　イタリア街は、江戸時代には会津藩保科家(のち松平家)の大名屋敷があった場所。明治維新後には日本初の鉄道の始発駅「旧新橋停車場」となり、1914年に「汐留駅」と名前を変えてからも、100年以上にわたり日本の物流を支えてきた。1994年に再開発がスタートし、地元の住民が一体となり、街の中心に広場のあるヨーロッパのような街並みを作ることを決定。現在のような街並みが出来上がった。現在もNPO法人「コムーネ汐留」を主体に街づくりを運営。建物のデザインや使用する色彩、看板の出し方など細かなルールを設け、住民が入れ替わっても美しい街並みを保ち続けている。