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モビールアートと自然の融合 東京・田園調布で野外展覧会「光と風のモビールスケープ」

「Kosei Komatsu Exhibition光と影のモビール 森の夢」展示風景 2022年 金津創作の森美術館/福井県
「Kosei Komatsu Exhibition光と影のモビール 森の夢」展示風景 2022年 金津創作の森美術館/福井県

 東京・田園調布の小さな森「田園調布せせらぎ公園」と同公園内の「せせらぎ館」で、モビールアートと公園の自然現象が融合する風景による野外展覧会「小松宏誠+加藤美紗 Kosei Komatsu Studio(MAU)『光と風のモビールスケープ』」が、6月7日(水)まで開催されている。

光と風のモビールスケープ
光と風のモビールスケープ

 公益財団法人大田区文化振興協会(東京都大田区)が、区内の公共空間にアートを仕掛け、新たな風景の創出を試みる「OTAアート・プロジェクト〈マチニエヲカク〉」の一環。期間中の9時~18時(せせらぎ館内の作品のみ9時~22時、5月11日は休館)。観覧無料。

 空気の微細な動きを可視化する人工の羽根で美しい空間体験を与えるモビールを制作しているアーティスト・小松宏誠氏。そのモビールを用いた公園のための新しいランドスケープアートが、今回の展覧会で披露されている。森に広く仕掛けた羽根たちが、風見鶏のように風に遊び、陽光のきらめきを拡散。緑地内に生み出されたモビールスケープ(Mobile art/Landscape)は、遊歩道を散策しながら楽しめるアートであると同時に、自然の美しさを再認識することができる装置にもなっている。同展覧会では、小松氏による新制作なども展示。また、小松氏が准教授を務める武蔵野美術大学建築学科・小松スタジオ第1期生、加藤美紗氏の作品「溢れる」も公園内に展示する。

小松宏誠
小松宏誠

 5月20日(土)には、11時と14時の2回、小松氏と一緒に公園内の作品をめぐる「アーティストと森をめぐろう」を予定。雨天の場合は5月21日(日)。予約制・参加費無料。大田区文化振興協会ホームページの専用応募フォームから申し込む。定員20人、小学生以下は保護者同伴(定員を上回る応募の場合は抽選)。集合場所は芝生広場(カフェの向かい側)。

 新緑の季節、遊歩道を歩き、公園内に広く仕掛けられたモビール鑑賞を楽しみ、作品を介して自然の美しさや力を感じてみよう。

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