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羽村仁成、岡田将生との対決に感銘「立ち向かっていくぞという気持ちを持って演じないといけないと思った」【インタビュー】

朝陽に共感できるところはありましたか。

 いや、あまりないです(笑)。そもそも、東昇が崖から人を突き落としている映像も僕だったら気付かないでしょうし、それが分かったとしても脅そうという考えにならない(笑)。

それはそうですね(笑)。金子監督からは、演技についてどんなアドバイスがあったんですか。

 「ここはもう少しゆっくり」とか、「ここはもう少し間(ま)を開けた方がいい」とか、具体的にアドバイスをしてもらいました。

一番難しかったシーンは?

 やっぱりクライマックスのシーンです。クランクアップ前の最後のシーンだったのですが、1番大事な場面だというのも最初に台本を読んだ時から分かっていたので、気合を入れて演じました。

共演者の皆さんとの撮影中のエピソードを教えてください。

 今回、オール沖縄ロケだったので、撮影がお休みの日は、(上間浩役の)前出(燿志)くんと(上間夏月役の)星乃(あんな)さんと一緒に「アメリカンビレッジ」というところに洋服を見に行きました。みんなでどこか行きたいという話はずっとしていたのですが、どこに行こうとなった時に、北村一輝さんが教えてくださって。それで、みんなを誘って行った場所です。

沖縄らしい体験もできましたか。

 海の近くでの撮影があったので、めちゃくちゃきれいな海を見られたことは沖縄だなと感じました。できれば泳ぎたいと思って水着は持っていったんですが、使うことがなかったので、それは残念でした。とにかくめちゃくちゃ暑かったのを覚えています。5月の中旬から6月まで撮影をしていて、その間、東京には2、3日帰ったくらいなので、ずっといました。

撮影中にこの映画ならではだと感じたことはありましたか。

 撮影中のお弁当が沖縄のご飯だったのがならではでした(笑)。岡田さんが、ケータリングの差し入れをしてくださったんですが、それも沖縄そばで。沖縄のご飯をたくさん食べられました。

ところで、羽村さんは本作をはじめ、ドラマなどでも非常に印象に残るお芝居をされています。今、お芝居をする楽しさはどんなところで感じていますか。

 僕が1番演技をやりたいと思う理由は、普段、生きている中でできないようなことをできるということです。それが今は、すごく楽しいと感じています。

アイドルグループとしても活動されてますが、この先、芸能活動をしていく上での目標は?

 アイドルとしても多くの方に知っていただくのはもちろんですが、お芝居するのも好きなので、ドラマや映画にもたくさん出たいと思ってます。

最後に、公開を楽しみにしている読者にメッセージをお願いします。

 岡田さんが演じられてる東昇に負けずに、僕たち子ども3人が必死に頑張っている姿をぜひ劇場でご覧いただけたらなと思います。

(取材・文・写真:嶋田真己)

 映画『ゴールド・ボーイ』は、3月8日から全国公開。

 

映画『ゴールド・ボーイ』

 

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