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「どうする家康」第29回 家康に半蔵が「伊賀越え」を勧める “服部半蔵”山田孝之と“穴山梅雪”田辺誠一からコメントが到着

 嵐の松本潤が主演するNHK大河ドラマ「どうする家康」の第29回が30日に放送され、服部半蔵役の山田孝之と、穴山梅雪役の田辺誠一からコメントが届いた。

 第29回の「伊賀を越えろ!」では、明智の命令で追われる身となった家康に、半蔵が「伊賀越え」を勧める様子が描かれた。

 山田は、伊賀越えの任務にあたる半蔵の思いについて「伊賀越えも、過去に経験してきたさまざまな任務も、任務に向き合う半蔵の姿勢は変わらないと思います。ただ、今回は殿(家康)が同行していたので、その分プレッシャーは大きかっただろうと思います」とコメント。

 また「結果的に、半蔵の判断は全て裏目に出てしまいましたが…半蔵なりに最善の策を取って来たつもりだったけれど、いつも以上に考えねばならないことが多い状況で、判断力が著しく低下していたのかなと思います。目の前のことでいっぱいになって余裕を無くし、周りを信じないとこういうことになりますよ…というのは、すごいメッセージ性だなと思いながら演じていました」と撮影時を振り返った。

 百地に捉えられたシーンについては、「自分たちが牢屋に閉じ込められて手出しできない状態で、殿の首に刀を当てられるという絶体絶命の状況でした。『もう終わりだ…』と思ってしまいそうになるけれど、自分がどう動くべきか、0.1パーセントの望みだったとしても殿を救い出す術を必死に考えていただろうと思います」と語った。

 一方、穴山梅雪を演じた田辺は、「穴山は歴史上『裏切り者』とも言われていますが、現実には人間は記号のように、ひと言では表せないと思っています。たとえ『裏切り者』と思われても、守りたい正義があったのではないかと思います。この役を演じさせてもらう以上、そこに誤解がある場合、少しでも晴らしたいと思って演じました。あえて言うならば『裏切りではなく、領民の命を守るために主君とは別の道を歩む決意をした男』」と穴山の人物像を語った。

 本能寺の変の後、堺から国へ逃げ戻る中で最期を迎える穴山の生き様については、「最後は…無念だったと思います。しかし、その後、家康が自分の息子に武田を名乗らせて武田家を存続させようとしたことを考えると、家康も穴山の決断、気持ちを分かってくれたのかと思いますので、そうだとしたらうれしいです。個人的には伊賀越えで、瀬名が夢見た泰平の世を作れるであろう家康を守るため、『自分が家康だ』と言って討ち取られたと思いたいです」とコメントを寄せた。

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