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岡田准一、本能寺の変は「セクシーで悲しさがある覇王を演じたい」 「どうする家康」トークショー

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「どうする家康」。江戸幕府を開いた徳川家康の生涯を描く本作に、織田信長役で出演している岡田准一が7月16日、信長の居城・安土城のお膝元となる近江八幡市でトークショーを実施。7月23日に前半戦最大の見どころともいえる「本能寺の変」の放送を控え、全国から詰めかけたファンに撮影の舞台裏を語った。

 大きな拍手に迎えられて登壇した岡田は、「『信長さん、プライベートのとこすいません』とお子さんにも声をかけていただける感じがあります」と視聴者からの反響を振り返ると、今回の信長像を次のように語った。

 「家康の兄のような、師匠のような、そして壁でもあるし、最後に家康が天下を見つけたとき、信長はちょっと急ぎすぎたとか、いろんなことを感じさせなきゃいけないのがテーマ。そこまでたくさん出ているわけではないので、圧を出すことに注意して演じていました」。

 「昔から知っている師匠と弟子とか、兄と弟みたいな関係とか、下手したら執着にも見える」と語る信長と家康との関係においては、いわゆる“ツンデレ感”が強かったのも印象的。この点に関しては「ものすごく意識していた」とのことで、「ガーンとやった後に優しくする、みたいなことは、わざとやってたりしていました」と打ち明けた。

 さらに芝居の面では、「どういうタイミングでどういうふうにせりふを言えば、相手の気持ちが動くのかということをずっと探しながら現場にいた」と語り、「そういう意味では、(家康役の)松本(潤)くんを揺り動かすようなことを心がけていた」とのこと。

 「耐えて、耐えて、耐えて、天下人になった男」と評する家康を演じる松本については、こんな期待を述べた。

 「ずっと耐えながら、周りの人たちの影響を受ける芝居を続けてきて、やっと最近変わりだしてきた。今が第3形態ぐらい。第5、6形態ぐらいまでいったとき、今まで耐えてきたものが爆発する芝居をしてくれるんじゃないか」。

 トークショー終了後には、マスコミの取材に応じた岡田。ここまで信長役を演じてきた手応えについては「今回は、家康から見た信長の一面に特化して演じていた」と、まだまだ満足していない様子で、「僕が思う信長像は、いつか演じてみたい」と意気込みを見せた。

 最後に、7月23日に放送を迎える本能寺の変についても言及。

 「セクシーで悲しさがある覇王を演じたいと思ってプランを練っていました。今回は孤独な死に方をしていく本能寺になると思うので、天下人の中に住まう寂しさ、みたいなものも表現できたらいいなと思って演じました」。

 そして「それが詰まった信長の最後になっていると思います」と、自信をのぞかせた。

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