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船越英一郎「2時間ドラマは消えてはいけない文化」 黒木瞳と“サスペンスドラマ風”CMで23年ぶりに共演

 「にしたんクリニック新CM発表会」が15日、東京都内で行われ、新CMに出演した船越英一郎、黒木瞳、3時のヒロイン(かなで、福田麻貴)が出席した。

 新CM「サスペンスドラマ」編は、とある洋館を舞台に、刑事(船越)が事件の犯人を探っていくストーリー。「火曜サスペンス劇場」のオープニングテーマ曲を「にしたん」バージョンに大胆にアレンジし、本物のサスペンスドラマの予告編を思わせる作りとなっている。

 船越は、今回のオファーに「サスペンスドラマに出合い、そこで育まれて今日がある私ですから、本当に感謝しかございません」とコメント。

 「近年は2時間ドラマが激減してしまって」と嘆きながらも、「こうしてCMという形で、また新たに光を当てていただいた。これで、皆さんから『2時間サスペンスドラマ、また見たいよね』という声が上がってくれたら最高だなと。2時間ドラマって、消えてはいけない文化ですから」と訴えた。

 黒木は、刑事の船越に追い詰められていく和装姿の女性役。船越との共演は実に23年ぶりで、「船越さんが刑事ということで(撮影場所は)崖かなと思ったのですが違いました。最初に『船越さんの妻をやらせてほしい』と一応申し上げたんですが、ふたを開けたら私が、犯人のようでした」と苦笑した。

 3時のヒロインの2人も、CMに“謎多き人物”として登場。船越や黒木との共演について、福田は「テレビの中の大スターですからとても緊張しましたが、気さくに話しかけてくださって」と回顧。かなでも「眺め続けると、必ず振り返って笑いかけてくださって。本当にお優しい」と明かした。

 そんな2人について、黒木が「演技力が素晴らしくて感心いたしました」と語ると、船越は「お2人ともすごかった。スカウトして帰りたかったぐらい」と称賛した。

 同CMには、同クリニックの西村誠司社長も“一人五役”で出演。「来年以降、続編として『取り調べ』篇を予定しています。そこで誰が犯人かはっきりすると思います」と予告した。

 黒木が「(船越と自分との間に)愛が芽生えるんじゃないですか?」と今後の展開を予想すると、船越も「僕としては、絶対芽生えてほしいです」と語気を強めて笑わせた。

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