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北川景子、デビュー20周年の節目に湊かなえ原作のミステリーに主演 「思い入れのある年の作品になったことが光栄」

 8月28日、東京都内で「連続ドラマW 湊かなえ『落日』」の完成披露試写会が行われ、主演の北川景子のほか、出演者の吉岡里帆、竹内涼真、黒木瞳、内田英治監督が登壇。作品の魅力をアピールした。

 本作は、ベストセラー作家、湊かなえのミステリー小説を、第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた『ミッドナイトスワン』(20)の内田英治監督の下、豪華キャストで連続ドラマ化。新進気鋭の映画監督・長谷部香(北川)が、新人脚本家・甲斐真尋(吉岡)と共に映画製作のため、15年前に起きた“笹塚町一家殺害事件”の真相に迫っていく。

 デビュー20周年の節目を迎えた北川は「オファーを頂いた時は、20周年はそれほど意識していなかった」としつつも、次のように喜びを語った。

 「大好きな湊かなえさんの作品で、「落日」も読んだことがあった。作品をたくさん拝見していた内田監督で、ご一緒するのも『初めまして』の俳優さんばかり。こんなに初めての方と、豪華な座組でご一緒できることがうれしかった。それが結果として、自分の20周年という思い入れのある年の作品になったことが光栄」

 北川演じる長谷部香とバディ的な関係を築く甲斐真尋役の吉岡は、今回が初共演。お互いの印象について「頭のいい方。話していて楽しかった。年下と話している気がしない。同い年の友だちができたような感じ」(北川)、「気さくに話してくださる。一緒に甘いものを食べたり、何げない時間がすごく楽しかった。分かり合えるところがいっぱいある」(吉岡)と語り、意気投合した様子。

 さらにお互いの関係を役柄に重ね合わせた吉岡が、「運命的な出会いをした人なのかもしれないという気持ちにもなった。これからも(関係を)大事に育んでいきたい」と語ると、北川も「育んでいきます」と応じた。

 一方、本作が30歳になって初めての作品で、事件の犯人である立石力輝斗役で、死刑囚という新境地に挑んだ竹内は、「内田組の雰囲気にスッとなじんで、自分がイメージしている以上のものが現場で生まれたので、やりながら手ごたえは感じた」と撮影を振り返った。

 これに対して、竹内と3年ぶりの顔合わせとなった内田監督は「3年前と全然違うのでびっくりした。このまま成長していけば、素晴らしい俳優になっていくのでは」と絶賛。

 また、真尋の師匠に当たる大物脚本家・大畠凜子を演じた黒木は「難しい役どころ。2人に女優としてのバトンを渡せるかというと、まだまだ自分は未熟。ただ、バトンは渡したら終わりではなく、箱根駅伝のたすきのようにつなぐもの。そんな気持ちで渡せたら」と、先輩女優としての思いを語った。

 この後、原作者の湊かなえがサプライズで登壇し、22日に誕生日を迎えたばかりの北川に花束をプレゼント。北川は「20周年でもあり、湊先生にお花を頂けて、本当にうれしいです」と喜びを見せた。

 湊は北川と吉岡の共演シーンの撮影現場にも見学に訪れたらしく、北川は「その日は大事なシーンの連続で、いつもより緊張して現場に入っていたけど、湊先生が入ってこられて、明るい雰囲気になった。先生が来てくださったことで、あのシーンがよりいいものになったような気がする」とその様子を振り返った。

 最後に北川は「いろいろ衝撃の展開が待っていますが、とにかく見ていただければ、明日から顔を上げて、前を向いて進んでいこうと思える作品になっていると思うので、1人でも多くの方にこの作品が届いてくれることを心から願っています」とアピールし、イベントを締めくくった。

 「連続ドラマW 湊かなえ『落日』」(全4話)は9月10日(日)、WOWOWにて初回放送&配信スタート(第1話無料)。

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