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HOYO AC ELAN大分(2年連続2度目)

HOYO AC ELAN大分

大分県代表のHOYO AC エランは、代表決定戦を兼ねた県サッカー選手権の決勝(8月28日)で、日本文理大に2-0で快勝し、2年連続2度目の“全国切符”を獲得した。初出場の昨年は1回戦でJFLのチームに敗れており、「まず1勝」が目標。
チームは2003年に豊洋精工(本社・大分県国東市)と関連会社のソイテックスジャパン(本社・大分市)の社員をメンバーに発足。2010年に念願の九 州リーグ昇格を果たすと、初年度に初優勝。新たな目標をJFL昇格に定め、大分市と由布市をホームタウンに活動している。
前線の攻撃陣、終盤の守備陣にJ1やJ2、中盤は大学サッカー経験者の顔が並ぶ。九州リーグのシーズン中は週4日、勤務後に会社近くのグラウンドで2時間半ほど練習している。
今季は2年目の九州リーグで14勝1敗(第15節終了現在)と首位を走り好調。J2の北九州から船津佑也(27)、JFLの長崎から田上渉(29)など7人を補強し、「選手が交代しても戦力が落ちない」(ブレノ・バレンチン監督)のが強み。
基本システムは4-4-2。最終ラインには長身の田中淳也(28)を中心に4人が並ぶ。中盤は中央の守備的位置に田上、中島崇文(26)、両サイドの攻 撃的位置に俊足の原一生(26)、ゲームキャプテンの生口明宏(27)を配置。ツートップはエース堀健人(29)とシャドー役の古賀宗樹(26)が組む。
GK出身のバレンチン監督は「失点しないことが最重要」と話し、堅守からのサイド攻撃を理想のスタイルに掲げる。DF陣は「主導権を持った守備」(田 中)を目指し、相手FWを守りやすいエリアや距離に追い込む意識を共有。守備的MFが速いパス回しから相手陣内の隙を突いて、サイドぎりぎりにボールを供 給し、攻撃陣がスピードに乗って走り込むのが得意パターン。
県代表決定戦を兼ねた県選手権の準決勝、決勝では、両試合ともサイド突破からのクロスに堀が合わせて得点。一方、守備陣はセットプレーから1失点しただけで堅守ぶりを見せつけた。
鴨川奨主将(28)は「昨年よりレベルアップしている」と総合力の底上げを実感。バレンチン監督は「初戦の福岡大は攻撃的で走るチーム。十分な準備をして試合に臨む」と話している。

(大分合同新聞)