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FC KAGOSHIMA(初出場)

FC KAGOSHIMA

8月28日の第26回鹿児島県サッカー選手権決勝で、延長戦にもつれる激闘の末、同じ九州リーグに所属するヴォルカ鹿児島を3-1で下し、初優勝を飾った。延長前半に退場者を出しながらも、気迫あふれるプレーで数的不利を覆し、セットプレーから決勝点を奪った。
将来のJリーグ参入を目指して2010年3月に発足。昨季は県リーグ1部を圧倒的な強さで制した。今季から参戦する九州リーグでも、首位と勝ち点2差の2位につける。
持ち味は豊富な運動量と爆発的な得点力。県選手権3試合で16得点、九州リーグでも第15節現在で55点はリーグトップ。その中心がFW谷口だ。J2鳥栖でプレー経験があり、現在リーグ得点ランク首位を走る。強さ、高さ、速さ、すべてを備え、正確なシュートでゴールを量産。ポストプレーにも長け、味方のチャンスも演出する。監督兼任の田上は、無尽蔵のスタミナでピッチを駆け回り、精神的支柱としてチームを引っ張る。社会人チームには珍しい、午前、午後の2部練習で培った運動量を武器に、中盤でセカンドボールを拾い続け、波状攻撃を仕掛ける。DFラインは吉元をリベロ的なポジションに置き、高さのある愛甲、船川らがはね返す。GKは古田、村口のどちらが出ても好セーブを連発、最後尾からチームを引き締める。
創設2年目で初めての天皇杯。田上は「鹿児島の代表として、ヴォルカを始め敗れた仲間の分まで走り抜く」と意気込みを見せる。

(南日本新聞)