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大阪体育大学(2年連続14度目)

大阪体育大学

1986年、2008年に次ぐ、3年ぶり3回目の総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント優勝を果たし、第91回天皇杯全日本サッカー選手権大会出場を決めた。
大阪府代表として出場した昨年度の第90回大会に続き、2年連続14回目の天皇杯出場となる。1回戦を突破した前回は2回戦でガンバ大阪と対戦し、2-6で敗れたものの、前半は0-1と健闘。後半には0-6とリードされたが、86分から2点を返して意地を見せた。DFの濱上孝次、菅原渉、MF廣岡太貴、G大阪から1点を奪ったFW脇睦ら昨年の2回戦を経験している選手も多く、「(G大阪と)前半を0-1でやれたというのは自信になった。今年もまず北海道代表との試合に勝ちたいし、勝てば2回戦で当たるセレッソ大阪には先輩の村田(和哉)さんもいるので、自分たちがどれだけできるか勝負したい」と、親子2代で大体大の主将を務める廣岡は意気込む。
大体大の魅力は堅守からの精度の高い速攻。「積極的に『攻めの守り』をしよう」という坂本康博総監督の指導の下、守備ラインを高く押し上げて自分たちから相手ボールを奪い、前線の186センチという長身の脇や、FWの山本大稀、渡邉悠介らにつないで相手ゴールに迫る。左サイドバックのDF馬場将大がFKを直接決めた先制点を守り切り、1-0で勝利した総理大臣杯決勝の中央大戦では、相手にシュートを2本しか打たせず、安定感のある試合運びを見せた。「天皇杯では一戦でも多くチャレンジしていきたい」と坂本総監督。大学王者の誇りを胸に、昨年に続き、1回戦を突破してJクラブとの対戦に臨みたい。

(フリーライター 尾崎ルミ)