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◎大山サッカークラブ(3年ぶり3回目)

 山形県代表決定戦決勝では「ここ2、3年でうちの強みになっている」(鈴木永監督)という高精度のセットプレーを起点に得点を重ね、頂点に立った。丁寧にパスをつないでサイドを攻略する戦術を主体に、新たな武器を備えて3年ぶりの天皇杯に臨む。

  FW伊勢陽平、FW菅原比呂、MF池田大郎がチームの核となる。伊勢は両足から繰り出される正確なパスを武器に県予選では攻撃的なサッカーを支えた。一方、決勝では主導権を握りながら終盤に隙を突かれて1点差に迫られる場面があり、チームとして守備面で課題を残した。

  初戦は格上のJ3福島と対戦する。伊勢は「自分たちのストロングポイントを出せるように力を試す。少ない好機をものにしたい」と意気込み、鈴木監督は「セットプレーを大切にする。CK、FKでさまざまなバリエーションを準備したい」と展望した。

 

(山形新聞)