東海大学熊本(2年連続5回目)
熊本県代表決定戦では、しぶとい戦いぶりが光った。大雨の中で熊本学園大に先制されたが、辛抱強く守って、後半に好機を仕留めた。1―1で延長を終え、PK戦を4―2で制した。主力にけが人を多数抱え、メンバーを大幅入れ替えて臨んだが、選手層の厚さを生かして競り勝った。
今季から九州大学リーグ1部に復帰。堅守からリズムをつくり、両サイドを起点に攻め込むスタイルが特長。今季は「ずば抜けた選手はいない分、チーム力で勝つ」(川部靖徳監督)と、セットプレーや連係向上に力を入れた。
前回大会は1回戦でJ3宮崎に0―3で敗れたが、プロ相手に一定の手応えもあった。今年は「全国1勝」を目指す。羽渕柊人副主将は「胸を借りるつもりで勝ちにいく」と初戦の三菱重工長崎SC戦に照準を合わせる。
(熊本日日新聞)