横河武蔵野FC(4年ぶり6回目)
PK戦までもつれた日大との東京都代表決定戦を制し、272チームの頂点に立った。1999年、日本フットボールリーグ(JFL)の発足時に名を連ねた「オリジナル9」の一つ。創部85周年の記念イヤーに4年ぶり6回目の天皇杯出場を決めた。
日大戦は試合終了間際のラストプレーで1―1の同点に追い付かれたが、そこは明るさが持ち味のチーム。選手から「楽しもう」と前向きな言葉が飛び交い、落胆を引きずらずに勝ちきった。石村監督は「サッカーを楽しむ余裕があったからピンチを乗り越えられた」と振り返った。
2回戦に進めばJ1札幌と対戦する。2012年にJ1のFC東京戦で番狂わせを演じて16強入りした再現なるか。日大戦でゴールを決めたFW新関は「どれだけ通用するか楽しみ」。主将の小林は「良い景色をたくさん見たい」と力を込めた。
(東京新聞)