静岡県予選決勝は常葉大を３－０で下し、６年ぶり２度目の出場を決めた。元日本代表の中山雅史氏を監督に迎えた「新生アスル」で臨んだ沼津。好機をセットプレーなどで確実にものにしてプロの意地を見せつけた。

   「超攻守一体」を掲げるチームは、精神的支柱のＭＦ菅井拓也や安定感のあるＤＦ陣に加え、今季新加入のＭＦ持井響太、ＦＷの和田育、津久井匠海らがスタメンに定着。ルーキーがチームの推進力になっている。リーグ戦では主導権を握るものの白星を挙げられない試合が続いたが、最近は敵地で連勝を飾るなど克服の兆しが見え始めた。

   初戦に勝てばＪ１アルビレックス新潟とぶつかる。和田は「格上の相手を食っていけるのがおもしろいところ。自分のできることをアピールして経験にしていく」と貪欲な姿勢を見せる。

（静岡新聞）