Ｊ３いわてグルージャ盛岡は、高い攻撃力を誇る。岩手県代表決定戦は第１シードとして決勝から登場し、ＦＣガンジュ岩手（東北社会人リーグ１部）を７―１で下して天皇杯切符を手にした。

　代表決定戦決勝は開始早々、ＤＦ田平起也のヘディングシュートで先制。前半だけで４点を奪い、後半もＪ１札幌から期限付き移籍で加わるＦＷドウグラス　オリベイラらのゴールで突き放した。今季から指揮を執る松原良香監督は「前後半の入りから主導権を握れた」と選手をたたえた。

　チームには鹿島、京都でプレーしたＭＦ中村充孝主将らＪ１経験者が在籍。Ｊ３では４～５月に３連敗してもどかしい状況が続くが、開幕戦で５得点するなど一気に畳みかける攻撃力がある。

　前回はＪ２枠で出場。２回戦でＪ２町田を３―１で下し、３回戦はＪ１福岡に１―３で敗れた。岩手県代表としては２大会ぶり１５度目、チーム１６度目の天皇杯出場となる。

（岩手日報）