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富岡鉄斎没後100年の特別企画展  知の巨人の足跡を概観するチャンス

 “日本最後の文人”とも呼ばれる富岡鉄斎(1836~1924)の没後100年を記念して、4月12日~5月19日まで、奈良市の大和文華館(近鉄グループ・大阪市)で特別企画展「没後100年 富岡鉄斎―知の巨人の足跡―」が開催される。人物や花鳥、山水など、鉄斎の魅力が盛りだくさんの52点が展示される。

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鮮魚図 富岡鉄斎筆 大正4年(1915)大和文華館蔵

 富岡鉄斎は、若い頃から和漢の古典や諸学に親しみ、その中で育まれた膨大な知識、文人としての素養を生涯の書画制作の礎とした。今日残る鉄斎作品の筆の躍動、作品に付されたコメントや多彩なモチーフは、鉄斎のさまざまな姿、生きた軌跡をありありと伝えてくれる。大和文華館が誇る鉄斎コレクションを中心に、鉄斎の生涯にわたる精力的で多彩な芸術活動を概観するチャンスだ。

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蘇子笠屐図 富岡鉄斎筆 大正6年(1917)清荒神清澄寺鉄斎美術館蔵

 会期中には、日曜美術講座「富岡鉄斎の中国憧憬」(4月28日)、 特別講演「鉄斎―粉本に見る学びの跡」(5月12日)なども実施される。入館料は一般630円、高校・大学生420円、小・中学生無料。

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