能登半島地震の被災で厳しい日々を送る北陸だが、3月半ばには北陸新幹線の金沢－敦賀間開業という明るい予定もある。これを盛り上げようと、アートとスポーツと観光が融合したイベント「恐竜GPSアートラン」（ほくりくGPSアート部・石川県金沢市）が3月3日に開催される。GPSアートは、自分の位置を表示・記録できる機能を使って地図上に絵や文字を描くアートなスポーツだ。参加費は1000円（能登半島地震の義援金になる）。

　走力によってティラノザウルス・トリケラトプス・ステゴザウルス・プラキオザウルスの4チームに分け、福井市内の約20キロのコースを観光スポットを巡りながらゴールを目指す。福井、石川、富山のランナーが協力して恐竜GPSアートを制作することで、北陸の一体感を醸成。当日は能登半島地震の募金やチャリティーTシャツの販売による、直接的な被災地支援もある。