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10月は防犯月間!増える住宅侵入盗、自宅の防犯対策の未実施は半数以上に

2023年9月21日
積水ハウス株式会社

 積水ハウス株式会社は、10月の防犯月間に向けて安全安心に暮らせる防犯対策の提案を目的に、全国の20~60代の男女を対象に「自宅における防犯調査」を実施しました。

 積水ハウスの研究機関の住生活研究所では、暮らしにおける「幸せ」のさらなる追求のために「住めば住むほど幸せ住まい」研究として様々な調査を実施しています。警察庁による令和5年1~7月の犯罪統計*¹によると、住宅への侵入盗の認知件数が前年比15.7%と増えています。昨今、強盗事件などの報道も多く見受けられ自宅の防犯面が不安という人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、自宅における防犯への意識や実態などを調査しました。

 

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M100045/202309209900/_prw_PT1fl_z87ll3MA.png

 普段の生活から長期不在時の自宅における防犯意識や対策の実態などから、10月の防犯月間に見直しておきたい安全安心な住まいの4つの「幸せTips」もご紹介します。

 

普段の生活の中で自宅の防犯について意識する人が76.0%。普段から自宅の防犯対策をしている人は半数以下

 普段の生活の中で自宅の防犯について「意識する/やや意識する」と回答した人は全体で76.0%でした。一方、防犯対策を実際にしている人は45.2%に留まり、普段から防犯を意識(意識する/やや意識する)しつつも、対策をしていない人は33.4%でした。意識はしているけれど対策はしていない人も多いことがわかります。自宅の防犯意識(意識する/やや意識する)において、単身世帯(75.6%)と家族同居世帯(76.1%)では大きな差は見られませんでしたが、どちらの世帯でも男性より女性の方が約10ポイント高い結果になりました。一方、防犯対策の実施有無では男女差は見られませんが、世帯種別ごとで見ると、単身世帯で対策をしていない人が家族同居世帯よりやや多いことがわかります。

 

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 普段の生活において自宅の防犯対策をしている理由TOP5は、「何かと不安に思う性格」42.5%、「強盗などの犯罪報道が増えている」31.0%、「自分や家族が1人の時間が不安」27.9%、「以前より、治安が悪くなったと感じる」23.0%、「留守にする時間が長い」16.8%でした。なお、今の住まいを決めたとき、防犯対策を意識していた人が59.0%であるのに対し、これから住まいを決める上で防犯対策を意識しようと考える人は75.2%に上りました。昨今の強盗事件や治安悪化が自分事化のきっかけになり、住まいを考える上でも防犯対策を重要視していることが見受けられます。

 

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 普段の生活において防犯意識はあるが、自宅の防犯対策をしていない理由のTOP5は、「何を対策したらいいかわからない」43.7%、「費用がかかる」31.7%、「治安の良い地域に住んでいる」27.5%、「2階以上に住んでいる」24.6%、「今まで身近なところで犯罪が起こっていない」19.2%でした。対策の方法や費用面などで行動に移せない人が多いようです。居住環境により対策の必要を感じていない人もいるようですが、今は治安の良い地域や高層階のマンションでも強盗事件は起きているため油断は大敵です。普段の生活から防犯意識もなく、対策をしていない人の理由TOP5は、「今まで身近なところで犯罪が起こっていない」28.0%、「気に留めたことがない」と「治安の良い地域に住んでいる」が同率で26.2%、「費用がかかる」23.4%、「狙われる要素がないと思う」22.4%、「犯罪はめったに起きないことだと思う」16.8%と防犯を自分事として考えていないことによる理由が目立ちました。普段の生活の中で犯罪被害に巻き込まれる可能性は誰にでもあります。その可能性を低くするためにも、自分事化することが対策の第一歩ではないでしょうか。

 

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 防犯対策をしていない理由に「何を対策したらいいかわからない」人が多くいましたが、防犯対策をしている人が普段の生活の中で実施している内容として「就寝時に窓を閉める」56.2%、「外出時に戸締りの再確認」54.4%、「カメラ付きドアホンの活用/設置」42.5%、「玄関ドアの鍵を二重にする」40.7%、「遮光カーテンを閉める」38.1%の順に多く挙がりました。

 また、居住形態によっても対策に差があるようです。集合住宅に住む人は「遮光カーテンを閉める」47.8%(戸建住宅との差+17.3ポイント)、「ドアのチェーンをかける」43.3%(戸建住宅との差+13.8ポイント)、「就寝時に窓を閉める」62.2%(戸建住宅との差+12.7ポイント)、「外出時に戸締りを再確認する」56.7%(戸建住宅との差+10.0ポイント)など手軽にすぐできる対策が目立ちました。集合住宅は自身の意向で住宅設備を改善することが難しいですが、すぐにできる家自体の対策をしていることが伺えます。また、「遮光カーテンを閉める」や「部屋の照明をつける」など生活スタイルが分からないようにする暮らしの工夫も戸建住宅より多く見受けられました。

 

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3~5分の外出で「すべて戸締り」する人が約半数。防犯意識のない人は“玄関ドアだけ施錠”という考えが顕著

 外出時の家の戸締りについて、外出時間に応じて戸締りをしている場所を聞いたところ、3~5分程度の外出で約半数が「すべての戸締り」と回答しました。年代別で比較すると20代前半では60.0%と多く、若年層ほど「すべての戸締り」を行っており、55~69歳では全体を下回る40%ほどでした。また、31分以上の外出時における戸締りの場所を防犯意識の有無で比較したところ、防犯意識のある人では78.9%であるのに対し、防犯意識のない人では56.7%に留まりました。「玄関ドア」に限っては大きな差は見られないことから、玄関ドアだけ施錠すればよい、といった考えが防犯意識のない人に顕著に伺えます。表から見えない場所こそ、人が侵入した際に周囲から見えにくいため注意が必要です。さらに、防犯意識のない人のうち10.0%は「戸締りをしない」と回答しました。

 

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 外出時間に応じた戸締りをしていることがわかりましたが、玄関ドアや窓の施錠を忘れていてヒヤッとした経験をした人もいるのではないでしょうか。外出時の意図しない非施錠経験者は「窓」43.2%、「玄関ドア(勝手口ドア)」37.4%と約4割近くになります。なお、警察庁が発表している令和4年度の戸建住宅における侵入盗の侵入手口*²を見ると、非施錠が最も多く約半数を占めました。防犯対策として今の戸締りを見直すとともに、外出先で施錠をしたか気になった際に確認できるカギや遠隔で施錠を操作できる自宅の防犯設備が整っているとより安心ですね。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202309209900-O11-2ts9IQem

 

普段の生活と比較し長期不在時に自宅の防犯意識が高まる人が8割以上。普段しない人も半数は防犯を意識

 秋は気候が良くて過ごしやすく、季節を楽しめるイベントがたくさんあり、旅行など長期にわたって外出を予定されている人も多いのではないでしょうか。家を長期不在にすると聞いて考える期間のイメージは対象者によって様々なようです。「 1 週間以上( 6 泊 7 日)」と回答した割合は年齢が上がるにつれて増え、 65 歳以上では 40.0 %を占めました。

 

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 自宅を長期不在にする際、普段と比較して自宅の防犯を「意識する/やや意識する」と 82.0 %が回答しました。また、普段の生活で防犯意識がない人においては、長期不在時の自宅の防犯を普段より「意識する/やや意識する」と 51.6 %が回答しましたが、「意識しない/あまり意識しない」は 48.3 %とおおよそ半数に分かれる結果になりました。

 

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 長期不在時の自宅の防犯について意識している人が多いことがわかりましたが、自宅の長期不在時において、普段の防犯対策に追加で対策する人は43.8%で、意識はするけれども行動に移している人は少ないことが伺えます。特に単身世帯は27.8%と家族同居世帯の47.3%と比較し19.5ポイントも少なくなりました。

 

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 長期不在時に追加する防犯対策としては、「新聞を不在時だけ止める」28.8%、「雨戸・シャッターを下ろしておく」25.1%、「親族・知人に家を見に来てもらう」24.7%、「洗濯物を外干ししない」23.7%となりました。「新聞を不在時だけ止める」や「親族・知人に家を見に来てもらう」など不在でも在宅を装うような対策が多く見受けられます。

 

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 しかしながら、誰しもが親族・知人に留守宅に来てもらえる環境にあるとは限りません。身近に依頼できない場合でも留守を悟られない機能を備えた最先端の住宅があります。例えば、積水ハウスの先端技術を用いたスマートホームサービス「PLATFORM HOUSE touch」では、外出先や家のどこからでも、自宅の玄関錠や窓シャッター、照明スイッチなどの機器の状態確認、操作、予約ができ、長期不在時の留守を悟らせません。これは外出先で施錠忘れが気になったときもすぐにその場で確認ができ、施錠することもできるので安心です。さらに、外出時や就寝時などに、窓センサー設置の窓が開いたり、玄関錠が鍵・サムターンで解錠せずに開いたりすると、スマホの通知が来て自宅の異変をすぐに把握することができます。これから住まいを考える人は自宅の防犯対策の一つとして知っておくと選択肢が広がりますね。

 

4つの「幸せTips」で普段の生活でも長期不在時でも安心できる防犯対策を!

 調査では、普段の生活や長期不在時においても自宅の防犯意識は高いものの、対策していない人が多くいることがわかりました。「何を対策したらいいかわからない」や「費用がかかる」という懸念もあるようですが、普段の外出時の戸締りや施錠忘れの経験有無を踏まえると足元の状態や意識から見直すのも良いヒントになるのではないでしょうか。また、これからの住まいを考える上でも自宅における防犯は重要視されていました。積水ハウスでは防犯性を住まいの重要な性能のひとつと考え、安心して住める防犯住宅をご提案しています。ここでは今の住まいで始められる防犯対策に合わせて、知っておきたい住まいの最先端防犯対策について、4つの「幸せTips」としてご紹介します。

 

大事なわが家を守る4つの「幸せTips」

 

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①きちんと施錠の習慣が一番大切:警察庁のデータ*²によると、侵入窃盗の侵入手口で最も多いのは「無施錠」で、戸建住宅と3階建て以下の共同住宅では約5割、4階以上の共同住宅では約4割に上ります。しかし今回の調査結果では、少しの外出だからと玄関ドアや窓の戸締りをしていない人や、意図せず施錠を忘れた経験のある人が多いことが分かりました。何よりもまずきちんと施錠する習慣が大切です。また、施錠忘れをなくすための確認習慣を作りましょう。玄関に鍵の置き場所や小さなホワイトボードなどを設け、「窓の施錠」「エアコンのスイッチ」などのチェックリストを作ってもいいでしょう。

 

②まずは窓ガラスの防犯対策から:侵入手口で2番目に多いのが「ガラス破り」*¹です。戸建住宅では約3割、3階建て以下の共同住宅では約2割、4階以上の共同住宅では約1割となっています。ガラス破りの対策としては「防犯合わせガラス」が最も有効ですが、後から施工できる「ガラスへの防犯シート貼り」も有効な手段です。調査結果では実施している人が少なかったガラス対策ですが、とても効果的な防犯対策ですので、「何を対策すればいいか分からない」という人はぜひ窓の防犯を考えてみましょう。

 

③見た目で狙われにくい家づくり:泥棒や強盗から狙われないように、「見るからに侵入が難しそうな手強い家」という印象を与えることが大事です。「人感センサーライトを設置する」「防犯砂利を敷いて音で侵入が分かるようにする」「足場になる可能性のある脚立やポリバケツなどを庭に置かない」などの対策が有効です。また、「この時間は外出している」「長期不在中」など暮らしを悟らせないことも大切です。外出時も電気や換気扇を付けておいて、家の中に人がいると感じさせる工夫も大事です。タイマーでオン・オフが可能、もしくは遠隔操作が可能な照明器具や家電があるとより便利ですね。外からわが家がどう見えているかを一度考えてみましょう。

 

④最先端技術による防犯対策 : 前段でご紹介した積水ハウスの「PLATFORM HOUSE touch」は、専用アプリに自宅の間取り図が表示され、在宅中、外出中に関わらず、スマホひとつで家の状態の確認や住宅設備の遠隔操作、セキュリティ通知など、暮らしの安心をアシストする様々な機能が備わっています。例えば、親の不在時、子どもが学校や習い事から無事に帰宅したか心配になりますが、事前に鍵の利用者を登録しておくと、その鍵で解錠・施錠した場合、利用者の名前で通知が来る仕組みです。アプリから施錠した場合でも通知が来るため、離れていても安心できます。こうしたIoTの活用も視野に住まいの防犯や見守りを見直してみてはいかがでしょうか。

「PLATFORM HOUSE touch」を導入したお客様ストーリーも公開中です。

https://www.sekisuihouse.co.jp/company/stories/20230203/

 

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 ぜひ皆様も4つの「幸せTips」を参考に、大事なわが家を守る自宅の防犯対策について見直してみてはいかがでしょうか。

 

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住生活研究をはじめとする住まいの専門家 河﨑由美子メッセージ

全国でも広域強盗が相次ぎ、今まで治安がいいと思われていた郊外なども、被害が出ています。今回の調査では、日常生活で防犯を意識している人が8割近くいるにも関わらず、実際に対策をしている人は半数に満たないことがわかりました。

空き巣の被害が多いのは午前中だということはご存じですか。ゴミ出しなどで少し家を出る時間でも、戸締りは忘れないようにしてください。そして、居直り強盗の被害も増加しています。私は出かける時の戸締りだけでなく、帰宅時の家の中の様子にも気をつけています。

また、泥棒はSNS投稿にも注目しています。自宅の資産内容や旅行中などがわかるような投稿は注意するべきでしょう。普段の生活の中でも防犯対策を意識することが大切ですね。

 

河﨑由美子

フェロー R&D本部

1987年入社。高校入学までの12年間を海外で過ごした経験や子育て経験などを生かし、総合住宅研究所でキッズデザイン、ペット共生、収納、食空間など、日々の生活に密着した分野の研究開発全般に携わる。

執行役員、住生活研究所長を経て2023年4月より現職。一級建築士。

 

*¹参照元データ:警察庁 令和5年1~7月犯罪統計資料

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00130001&tstat=000001208200&cycle=0&year=20230&month=0

*²参照元データ:警察庁 住まいる防犯110番

https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_d_1.html

 

<「自宅における防犯調査 (2023年)」調査概要>

調査期間:2023年6月30日~7月3日

集計対象人数:500人

集計対象:全国の20~60代の男女

 

<記事などでのご利用にあたって>

・引用元が「積水ハウス株式会社 住生活研究所」による調査である旨と、引用元調査「自宅における防犯調査(2023年)」の記載をお願いします。

 ・積水ハウス ウェブサイトの該当記事へのリンク追加をお願いします。

https://www.sekisuihouse.co.jp/company/research/20230921/

 

< 住生活研究所について>

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202309209900-O19-5J62WiyA

積水ハウスが2018年に開所した、日本の企業として初めて「幸せ」を研究する研究所です。

人・暮らしの視点で、ライフステージ・ライフスタイル、そしてこれからの住まいのあり方の調査・研究を行っています。今後迎える「人生100年時代」には、暮らしにおける「幸せ」のさらなる追求が重要と考え、時間軸を意識した「住めば住むほど幸せ住まい」研究に取り組んでいます。研究を通して、幸せという無形価値、つまり「つながり」「健康」「生きがい」「私らしさ」「楽しさ」「役立ち」といった幸福感を高め、家族やライフスタイルの多様な変化に対応する幸せのかたちをお客さまへご提案することを目指しています。

ウェブサイト:https://www.sekisuihouse.co.jp/company/rd/humanlife/

これまでの調査リリース:https://www.sekisuihouse.co.jp/company/research/

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